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草間彌生『わが永遠の魂』国立新美術館

迫力。 kusama2017.jp キューレーションが音楽的。 サビ、イントロ、Aメロ、そしてサビ。 サビから入って、再びサビを観て終わる。滞留しようとすればいくらでも滞留できる感じの繰り返しがミニマリズム系で、キューレーション自体が草間的ともいえる、かな…

バリー・ジェンキンス『ムーンライト』2016

2017オスカー作品賞だが、大作というよりも極めて個人的な映画。大きな社会的なインパクトがあった話を華々しく描いているわけではないが、それゆえに考えさせられる。主語の大きさという意味では、日本の映画的だとおもう。 アカデミー賞候補作!『ムーンラ…

デミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』2016

クラッシックなミュージカルをいまつくるとこうなる。 つべこべいわずに楽しく見るのも良いし、つべこべ言いながらほろ苦く見るのも良い。 映画「ラ・ラ・ランド」オリジナルmusicPV ハリウッドミュージカルのリブート版 まず、色がいい。基本的に無地の服を…

質問力と翻訳力

言葉を、わかりやすくまとめる翻訳力が大事だなとおもった話。 logmi.jp 対談形式なので、断定調で語る結論的なものはないから、自分の勝手解釈で考えていくが。 1日の終わりに「チェックアウト」を設けるのが大事 「チェックアウト」ってなぜ必要? では、…

ノイズキャンセリングヘッドホンないしイアフォンで悩むの巻(解決編)

結論として、買いました。インイヤーじゃないやつを。 インイヤー型は、耳をかっぽり覆わないので、軽いし汗もかかなくていいんだけど、そのぶん遮音性に劣るので回避。また高音質を諦めたくなくなった。音はドライブユニットが大きく取れる分、高音質であろ…

カルテット

TV

すずめちゃんの、このセリフだけでも、このドラマは見る価値があった。 人を好きになることって絶対裏切らないから 知ってるよ、まきさんがみんなのこと好きなことくらい 絶対それは嘘なはずないよ だってこぼれてたもん 人を好きになることって、勝手に溢れ…

ノイズキャンセリングヘッドホンないしイアフォンで悩むの巻(悩み編)

自分が持っているsony MDR-NC100Dが、先日お亡くなりになった。2011年発売のもので、たぶん2012年くらいに買ったので、けっこう頑張ってくれたという印象。生産完了品ではあるが、アマゾンではまだ売っているのでそれなりに流通在庫があるらしい。 で、海外…

DLNAが解散していた

いつの間にか! av.watch.impress.co.jp 昔にこんな記事を書いていたことがある。 nimben.hatenablog.com 上記記事のように、実験的にはBRAVIAで動画ファイルを再生してみたものの、PCの高解像度化と大画面化がすすんだので、わざわざテレビで再生する意味が…

大西巷一『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』 (アクションコミックス)

ミュシャ『スラブ叙事詩』の「言葉の魔力」にでてくるヤン・フスというひとってどんなひとかと調べてみてぶちあたったコミック。なんちゅうか、悲惨。まだ連載中で7巻まで出ています。巻末解説で、どれは創作、それは史実、みたいなことも書いてありますの…

国立新美術館開館10周年 チェコ文化年事業 『ミュシャ展』国立新美術館

おめあては、『スラブ叙事詩』の19点の作品群。ひとつの大きさが木造二階建ての一戸建ての大きさだと思えばいい。これは生の迫力をみるに限りますので、おすすめです。 www.mucha2017.jp ミュシャ展|企画展|展示会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER,…

特別展「春日大社 千年の至宝」@東京国立博物館

前期に行ってきました。後期は行けないかも。 藤原氏の氏神様である春日大社、というところから知らなかったので、見るもの見るもの新鮮で楽しかったです。 ストーリーライン みどころ 第5章 神々に捧げる芸能 その他の章の目玉 補足:作品リスト ストーリー…

「リニューアル記念 特別名品展 + 杉本博司「海景 – ATAMI」」@MOA美術館

ある意味これも初詣 www.moaart.or.jp 行き方 建物にはいると 展示物 環境 国宝 紅白梅図屏風/ 尾形光琳 聖徳太子立像 阿弥陀三尊 その他 行き方 けっこうな上り坂なのでJR熱海駅からバスが楽ですね。170円でMOA美術館が終点。Suicaなどの電子マネーはつかえ…

花粉症対策2017

お題「花粉症対策」 花粉症対策は よく寝ること。睡眠不足だと朝一のモーニングショットから寝るまでずっと辛い。よく睡眠がとれていると、少なくとも午前中は生き残れる。 ヨーグルトを食べること。どうやら量の問題らしく、いいものをちょこっと食べるより…

東京国立博物館『博物館に初もうで』

初詣に行ってきた。 www.tnm.jp 通常展示料金なのね。特別料金かとおもっていたのでラッキーである。 正面玄関から入って二階に上がる階段の踊り場に池坊の華道の品が。 金の扇に松竹梅でとてもめでたい感じ。 そこから、高円宮コレクションの根付。様々あっ…

関ジャム『プロデューサーが選ぶ2016年の名曲ベスト10』

プロデューサーが、選ぶ2016年のトップテンが面白かった。 星野源『恋』は踊りやすくするためにギターが慌てているけどこの速さにしてあるだろうなんてプロデューサー視点の解説っておもしろい。 www.youtube.com ふだん、音楽を聴かないので、知らない曲が…

2017年、行きたい美術展

運慶快慶そしてバベルの塔が、私が行きたいトップスリー 1/17-3/12:東京国立博物館『春日大社』★★ www.tnm.jp 重要文化財 文殊菩薩騎獅像および侍者立像は全期 国宝 赤糸威大鎧(梅鶯飾)(あかいとおどしおおよろい うめうぐいすかざり)が前期(−2/19) 国宝…

アクセス振り返り2016

年間アクセス一位は、3年連続3回目で、 nimben.hatenablog.com ほかにアクセスをとるような記事を書いていないので、この記事が強いというよりも他が弱いということではないかとおもいつつ。 この詩は、とても哀しい。 死が近い。死は不可避なものだと理解す…

クリス・バック/ジェニファー・リー『frozen』2013

いやー、これ、題名として売れるのは『アナと雪の女王』かもしれないけど、物語としてはfrozenでないとあかんやろー アナと雪の女王 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズ…

伊賀泰代『生産性』ダイヤモンド社2016

教科書的なまとめとして、よくまとまっている。人事教育という視点では、さすがに経験者だと思う。 生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの 作者: 伊賀泰代 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2016/11/26 メディア: 単行本(ソフトカバー…

2016年映画トップ3

今年映画館で観た映画は5本しかないので、トップ3を順位つけずに。 『この世界の片隅に』(映画館) 個人史的に別格。 徹底的に調べて作画していることが評判になっているけれど、それが目的でなく手段にしてあるところが、とてもよい。 nimben.hatenablog…

2016年の美術鑑賞振り返り

今年は予定していたことができない以上に、予定外の美術鑑賞ができて、全体としてはとてもよかった年だった。なんといっても、パリとロンドンに行くことができたので。 パリ:ルーブルとオルセー美術館。 これは記事にしていなかったので、簡単にふれます。 …

片渕須直『この世界の片隅に』/後追いで調べておもしろかったこと

GIGAZINEのインタビュー記事が充実している。以下時系列。 クラウドファンディングをしていた2015年5月。 gigazine.net 2016年11月11日、公開直前インタビュー。 gigazine.net 2016年11月12日の公開直後の講演 gigazine.net 『ブラックラグーン』は好きな漫…

海野つなみ『逃げるは恥だが役に立つ』テレビドラマ版も合わせて

ガッキーがかわいいだけのドラマと一部言われているのは知っている。 ガッキーはたしかにかわいい。 が、その絶妙なコメディエンヌぶりと、相方の星野源のコメディアンぶりに隠されて、けっこうディープな話をしている。 原作もまだ完結していないが、読みま…

片渕須直『この世界の片隅に』2016/原作:こうの史代

この映画を語るようなこたぁ、わしにゃぁ、ようせんのよ。 広島生まれ広島育ち、呉に親戚がいて、祖母とだいたい同じ世代のすずを、他の映画のような感じで、他人の物語としてみることができんけぇね。 この世界の片隅に コミック 全3巻完結セット (アクショ…

新井素子『……絶句』1983年早川書房(2010新装版)

新井素子作品の中でいちばん好きな作品。 2010年新装版を底本にしたKindle版が出ていたので、『星へ行く船』の余波で購入。 …絶句〈上〉 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 新井素子,coco 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2010/09/09 メディア: 文庫 購入: 6人 クリ…

The Guards Museum

英国近衛兵博物館 www.theguardsmuseum.com ※無料ではありません。 どう行くの? たぶんここだけのために行く人は少ないと思うのです。近いのはSt. James's Park駅だけど、Westminster 駅から、ホースガーズからセントジェームスParkに入って、散策した後に…

The HouseHold Cavalry Museum

ロンドンにいって、馬と制服が好きなら、こちらへどうぞ。 The HouseHold Cavalry Museum 行き方 最寄りの駅は、westminster駅ですかね。Circle, Jubilee, Districtの各線があるので、便利です。降りると目の前にビッグベン。国会議事堂をみながら北側に進む…

TATE Modern / テートモダン:ダリとピカソ

ダリとピカソが同じ壁に並んでいた。 Level 2: Artist and SocietyのCivil War という展示室。 その名の通り、「芸術家と社会/内戦」についての部屋だ。 Civil Warだけどアメリカ南北戦争ではなく、第二次大戦直前のスペイン内戦のこと。 ピカソは『泣く女 …

TATE Modern / テートモダン 抽象画: モンドリアンたち

モンドリアンといえばイブサンローラン。 nimben.hatenablog.com というのはこの映画でしったのだけど、それのもともとを生では見たことがなかった。 Composition C (No.III) with Red, Yellow and Blue / Piet Mondrian / 1935 'Composition C (No.III) wit…

TATE Modern / テートモダン 抽象画: クラズナー

また抽象画でおもしろかったのが、 Gothic Landscape / Lee Krasner / 1961 躍動感というか、ちょっと抽象的な棟方志功というか、なんか太い線がポジティブな感じで。現実というよりもファンタシーな感じもして。なーんか好き。 'Gothic Landscape', Lee Kra…

TATE Modern / テートモダン 抽象画: モネ、ロスコとリヒター

モネは印象派の巨匠だ、という印象しかなかった。 晩年は目を悪くされて、全面がぼんやりとした感じの絵になるものだなあとも。 が、そのぼんやり感が抽象画っぽい! ということを、今回のTate Modernのキューレーターに気付かされた。すごいね、キューレー…

TATE Modern / テートモダン 行き方と建物編

現代アートにめざめてしまった。抽象画をみて楽しいと思ったのは初めてだ。 通いたいわぁ。 行き方 公式な行き方はこちらから。"GETTING HERE" をご覧あれ。 しかし、ついでに建物も見ながら進みたいならば、北側からテムス川を渡ってくるか、南側のサウスバ…

TATE Britain / テートブリテン

テートブリテンは、国立美術館グループ「TATE」のなかで、イギリス芸術を担当する。のちに記述するテートモダンは近現代芸術担当。 イギリス風景画の巨人JMWターナーの作品専用のクロア・ギャラリーもあるが、今回はみる時間がなくて断念。次はクロア・ギャ…

シン・ゴジラ 英語字幕版

飛行機の中で鑑賞。 画面が文字で一杯。さすがに読み切れない(笑) 平成明朝体で書かれる説明字幕は、スクリーンの左上に英文で書かれていた。かなり忠実。画面を写真に撮りたかったが、さすがに自重した。 会話部分を素直に字幕にするのは、無理があるので、…

新井素子『星へ行く船』『通りすがりのレイディ』出版芸術社2016

再販です。 星へ行く船シリーズ1星へ行く船 作者: 新井素子 出版社/メーカー: 出版芸術社 発売日: 2016/09/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (6件) を見る 星へ行く船シリーズ2通りすがりのレイディ 作者: 新井素子 出版社/メーカ…

鈴木其一 『江戸琳派の旗手』 サントリー美術館

私にとって、紙のきんきらきんは、2種類ある。狩野派と琳派だ。 私にとっての狩野派と琳派の違いは、威風堂々と軽妙洒脱だ。 いまは軽妙洒脱がとても好みなので、昨年末から楽しみにしてきた。 時代的には、異国船が来始めて、江戸から明治への動乱期に差し…

世界問答@プラネテス&鋼の錬金術師

世界問答はわたしの造語だ。自分の深淵にあるものを、自分より高次の何かと禅問答をすることをいう。 プラネテスだと猫と、鋼の錬金術師だと真理くんと、世界問答がある。 プラネテスをリアルタイムでは追っていなかったのでどれくらいかはわからないが、ど…

幸村誠『プラネテス』1999−2004/講談社

ん、同著者なのに『ヴィンランド・サガ』とはえらくちがうな、どちらかというと星野之宣っぽいとおもっていたら、内容はヴィンランドサーガに続くものがあるような感じがした。 宇宙の塵(デブリ)拾いのお話。 プラネテス全4巻 完結セット (モーニングKC) …

新海誠『君の名は。』2016

『シン・ゴジラ』の興行成績を抜くのではという話をきき、え、そんなにいいのかとおもって、あわてて見にいった。 「君の名は。」予告 ジュブナイルファンタシーなので、高校大学生のデートムービーなのかな。 どこまで計算されていたのかわからないけれど、…

NHKミュージックポートレイト『小室哲哉 vs 浦沢直樹』

NHKには文句がある。公式のWebをすぐに消すのはやめてほしい。昔みたいに一回流れたらおしまい、というのなら話はわからなくはない。しかしNHKオンデマンドなど、過去の番組にアクセスして課金する商売をするなら、消さないでほしい。アーカイブとして掲載し…

ゆうきまさみ『機動警察パトレイバー』(1988−94)

なぜかまともに読んだことがなかったのだが、きちんとよむとやっぱり面白い。 [まとめ買い] 機動警察パトレイバー(少年サンデーコミックス) 作者: ゆうきまさみ メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る やあ、後藤さんの名言はいろいろ引用されて…

『ネオ寄生獣』講談社2016

萩尾望都がすごいということを思い知った。 ネオ寄生獣 (アフタヌーンコミックス) 作者: 岩明均,萩尾望都,太田モアレ,竹谷隆之,韮沢靖,真島ヒロ,PEACH‐PIT,熊倉隆敏,皆川亮二,植芝理一,遠藤浩輝,瀧波ユカリ,平本アキラ 出版社/メーカー: 講談社 発売…

村田沙耶香『コンビニ人間』(文藝春秋2016/9)

文の芸とはこういうことをいうのかと戦慄してしまった。 内容は、タイトルの通り「コンビニ人間」としかいいようがない。 コンビニ人間 作者: 村田沙耶香 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/07/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (8件) を見る

美術展、下半期、何に行こう?

前半戦振り返り。 前半といっても、今年1月1日から、8月14日現在まで。行ったのは少ないねぇ。 記事にしたのは、以下の3展。 nimben.hatenablog.com nimben.hatenablog.com nimben.hatenablog.com 実は春にルーブル美術館とオルセー美術館には行く機会…

森アーツセンターギャラリー『Louvre No.9 - 漫画、9番目の芸術』

サモトラケのニケがフィーチャーされているので、その時点で5億点です。 ルーブル美術館特別展として全国を巡回するのだが、まずは六本木アーツセンターギャラリーで公開中。東京では9月25日までなので、早めにどうぞ。 manga-9art.com さて。 ルーブル…

『シン・ゴジラ』の「ニッポン vs ゴジラ」考

時間との戦いをドライバーにして物語を駆動する物語として、ヤン・デ・ボン『スピード』(1994) がある。爆弾魔@デニス・ホッパー vs 正義の警官キアヌ・リーブスの名作だ。 スピード [Blu-ray] 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメン…

庵野秀明『シン・ゴジラ』2016(2回目) / 2D@IMAX

IMAXで見た。 ぼくは、4DXよりもIMAXのほうが好みだった。 でかい画面でみるのがサイコー 画面の大きさは正義 画面が大きいことと、音の解像度の高さ(と大きさ)。 ただ、もとは一般のものを変えたタイプのIMAXだったので、スクリーンの大きさは巨大とはい…

うめ『スティーブズ』5巻

こうやって読むと、スティーブ・ジョブズは、非常に魅力的なキャラクターだ。 元社員の話とか読むと、ただのクソ野郎にしかみえないときもあるのだが、このコミックで読むと「いやん、かっこいい王子様!」的な書き方で、暴君イケメンに翻弄されるヒロインと…

庵野秀明『シン・ゴジラ』2016

2016年のいま、日本人が映画館でみるべき映画。 サブタイトル通り、「日本対ゴジラ」であり「現実対虚構」の物語。 ゴジラシリーズの過去作、みてなくても大丈夫。現代日本に投げ込まれた異物を味わうだけなので、なるべく頭に事前情報を入れずにGo。 www.sh…

『四月は君の嘘』(Netflix)

TV

Netflixにあったので、前にちょっと辛くて見るのをやめてしまったところから一気に見終えた。ストーリーラインは思った通りだったが、それでもしかし、良い作品だった。 四月は君の嘘 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray] 出版社/メーカー: アニプレックス 発売…