arts

興福寺中金堂再建記念特別展『運慶』@東京国立博物館平成館

素晴らしかったのは、間違いない unkei2017.jp 運慶 vs 快慶 運慶と快慶は日本史でワンセットで習う。 ことし(2017年)の春に、奈良で快慶展をみた nimben.hatenablog.com 快慶には、阿弥陀如来を作り続けた静謐な木造彫刻職人という感覚を持った。 運慶に…

国立新美術館『安藤忠雄展 挑戦』(行きたいところ)

人生とは挑戦なんですよ。 youtu.be サントリーの佐治敬三さんが、お前は面白いやっちゃと。青春を生きる見本になれ、と言われました。 青春とは20代30代の歳を言うのではなくって、70代でも80代でも目標を持って、自分に何ができるか、社会に何ができるかと…

見るかも> "Loving Vincent"『ゴッホ〜最期の手紙〜』 / 油絵アニメ

まずは予告編を。 LOVING VINCENT Trailer (2017) 日本語版予告編 www.youtube.com ゴッホタッチの絵がアニメとして動いている。 ほぅ、フォトショップでレタッチするとこうなるのかな、と思ったら、本当に油絵で描いているらしい。 www.youtube.com 公式ペ…

国立新美術館開館10周年 ジャコメッティ展

ホムンクルスクリエーターとしてのジャコメッティ 作家の意図とは違うことは、館内の説明文でもわかるのだけれど、もうそのように見えてしまうものは、私一人の勝手な感想として以下を持ち続けることにする。 私にとっては、あれは泥人形なのだ。ホムンクル…

「ベルギー 奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」渋谷Bunkamura

作家の個展と言う見方も楽しいのだが、時間軸で見てみるってのもなかなか乙なものだと思った。超有名作はそんなにないのだが、流れが面白い。 www.youtube.com www.bunkamura.co.jp 現代→15世紀→時間軸に沿ってそのまま現代へ、と言う流れ。 ブリューゲル「…

ブリューゲル「バベルの塔」展(東京都美術館)

多分小学生の頃からドキドキしてみていた「バベルの塔」を生で見ることができて面白かった。 下調べをしていた時は、なんでボスがかなりフィーチャーされているのかよくわからなかったのだが、きちんと流れに沿って見て見ると、必要だと言うことがわかってよ…

奈良国立博物館の「なら仏像館」は良いぞ

何も特別展の快慶展だけが良い、というわけではない。地下を通っていける「なら仏像館」は飛鳥時代から鎌倉時代までの仏像が網羅されていて楽しいです。 www.narahaku.go.jp 前菜として、地下道で基礎を学ぶ 名品展 珠玉の仏たち 気になった仏像 部屋の中で…

興福寺で阿修羅像を見る

なんかおっかけみたいになっているが、また阿修羅像を見てしまった。 奈良に来てしまったら、お会いしないとしょうがないよね! しかし、興福寺国宝館は耐震工事のため休館! しかしっ! 阿修羅天平乾漆群像展 東金堂の薬師如来 その他雑感 (追記) 阿修羅天…

奈良国立博物館『特別展 快慶』

快慶は、すごく繊細な職人肌の仏師だと感じるようになった。 私が頭の中で「運慶快慶」とごっちゃにしている最大の理由は東大寺の南大門の仁王像。しかし、ほとんどが快慶のものを集めたもので見ると、快慶の像がくっきりしてきた。今わかっている快慶作の仏…

根津美術館『燕子花図と夏秋渓流図』

ついに、国宝燕子花と、お庭燕子花の共演を見ることができた。 もちろん、根津美術館ご自慢の国宝『燕子花図屏風』(尾形光琳)と、裏庭の燕子花のことである。 燕子花図屏風 尾形光琳筆 右隻 By 尾形光琳 - Nezu Art Museum, パブリック・ドメイン, Link 同…

草間彌生『わが永遠の魂』国立新美術館

迫力。 kusama2017.jp キューレーションが音楽的。 サビ、イントロ、Aメロ、そしてサビ。 サビから入って、再びサビを観て終わる。滞留しようとすればいくらでも滞留できる感じの繰り返しがミニマリズム系で、キューレーション自体が草間的ともいえる、かな…

国立新美術館開館10周年 チェコ文化年事業 『ミュシャ展』国立新美術館

おめあては、『スラブ叙事詩』の19点の作品群。ひとつの大きさが木造二階建ての一戸建ての大きさだと思えばいい。これは生の迫力をみるに限りますので、おすすめです。 www.mucha2017.jp ミュシャ展|企画展|展示会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER,…

特別展「春日大社 千年の至宝」@東京国立博物館

前期に行ってきました。後期は行けないかも。 藤原氏の氏神様である春日大社、というところから知らなかったので、見るもの見るもの新鮮で楽しかったです。 ストーリーライン みどころ 第5章 神々に捧げる芸能 その他の章の目玉 補足:作品リスト ストーリー…

「リニューアル記念 特別名品展 + 杉本博司「海景 – ATAMI」」@MOA美術館

ある意味これも初詣 www.moaart.or.jp 行き方 建物にはいると 展示物 環境 国宝 紅白梅図屏風/ 尾形光琳 聖徳太子立像 阿弥陀三尊 その他 行き方 けっこうな上り坂なのでJR熱海駅からバスが楽ですね。170円でMOA美術館が終点。Suicaなどの電子マネーはつかえ…

東京国立博物館『博物館に初もうで』

初詣に行ってきた。 www.tnm.jp 通常展示料金なのね。特別料金かとおもっていたのでラッキーである。 正面玄関から入って二階に上がる階段の踊り場に池坊の華道の品が。 金の扇に松竹梅でとてもめでたい感じ。 そこから、高円宮コレクションの根付。様々あっ…

2017年、行きたい美術展

運慶快慶そしてバベルの塔が、私が行きたいトップスリー 1/17-3/12:東京国立博物館『春日大社』★★ www.tnm.jp 重要文化財 文殊菩薩騎獅像および侍者立像は全期 国宝 赤糸威大鎧(梅鶯飾)(あかいとおどしおおよろい うめうぐいすかざり)が前期(−2/19) 国宝…

2016年の美術鑑賞振り返り

今年は予定していたことができない以上に、予定外の美術鑑賞ができて、全体としてはとてもよかった年だった。なんといっても、パリとロンドンに行くことができたので。 パリ:ルーブルとオルセー美術館。 これは記事にしていなかったので、簡単にふれます。 …

The Guards Museum

英国近衛兵博物館 www.theguardsmuseum.com ※無料ではありません。 どう行くの? たぶんここだけのために行く人は少ないと思うのです。近いのはSt. James's Park駅だけど、Westminster 駅から、ホースガーズからセントジェームスParkに入って、散策した後に…

The HouseHold Cavalry Museum

ロンドンにいって、馬と制服が好きなら、こちらへどうぞ。 The HouseHold Cavalry Museum 行き方 最寄りの駅は、westminster駅ですかね。Circle, Jubilee, Districtの各線があるので、便利です。降りると目の前にビッグベン。国会議事堂をみながら北側に進む…

TATE Modern / テートモダン:ダリとピカソ

ダリとピカソが同じ壁に並んでいた。 Level 2: Artist and SocietyのCivil War という展示室。 その名の通り、「芸術家と社会/内戦」についての部屋だ。 Civil Warだけどアメリカ南北戦争ではなく、第二次大戦直前のスペイン内戦のこと。 ピカソは『泣く女 …

TATE Modern / テートモダン 抽象画: モンドリアンたち

モンドリアンといえばイブサンローラン。 nimben.hatenablog.com というのはこの映画でしったのだけど、それのもともとを生では見たことがなかった。 Composition C (No.III) with Red, Yellow and Blue / Piet Mondrian / 1935 'Composition C (No.III) wit…

TATE Modern / テートモダン 抽象画: クラズナー

また抽象画でおもしろかったのが、 Gothic Landscape / Lee Krasner / 1961 躍動感というか、ちょっと抽象的な棟方志功というか、なんか太い線がポジティブな感じで。現実というよりもファンタシーな感じもして。なーんか好き。 'Gothic Landscape', Lee Kra…

TATE Modern / テートモダン 抽象画: モネ、ロスコとリヒター

モネは印象派の巨匠だ、という印象しかなかった。 晩年は目を悪くされて、全面がぼんやりとした感じの絵になるものだなあとも。 が、そのぼんやり感が抽象画っぽい! ということを、今回のTate Modernのキューレーターに気付かされた。すごいね、キューレー…

TATE Modern / テートモダン 行き方と建物編

現代アートにめざめてしまった。抽象画をみて楽しいと思ったのは初めてだ。 通いたいわぁ。 行き方 公式な行き方はこちらから。"GETTING HERE" をご覧あれ。 しかし、ついでに建物も見ながら進みたいならば、北側からテムス川を渡ってくるか、南側のサウスバ…

TATE Britain / テートブリテン

テートブリテンは、国立美術館グループ「TATE」のなかで、イギリス芸術を担当する。のちに記述するテートモダンは近現代芸術担当。 イギリス風景画の巨人JMWターナーの作品専用のクロア・ギャラリーもあるが、今回はみる時間がなくて断念。次はクロア・ギャ…

鈴木其一 『江戸琳派の旗手』 サントリー美術館

私にとって、紙のきんきらきんは、2種類ある。狩野派と琳派だ。 私にとっての狩野派と琳派の違いは、威風堂々と軽妙洒脱だ。 いまは軽妙洒脱がとても好みなので、昨年末から楽しみにしてきた。 時代的には、異国船が来始めて、江戸から明治への動乱期に差し…

美術展、下半期、何に行こう?

前半戦振り返り。 前半といっても、今年1月1日から、8月14日現在まで。行ったのは少ないねぇ。 記事にしたのは、以下の3展。 nimben.hatenablog.com nimben.hatenablog.com nimben.hatenablog.com 実は春にルーブル美術館とオルセー美術館には行く機会…

森アーツセンターギャラリー『Louvre No.9 - 漫画、9番目の芸術』

サモトラケのニケがフィーチャーされているので、その時点で5億点です。 ルーブル美術館特別展として全国を巡回するのだが、まずは六本木アーツセンターギャラリーで公開中。東京では9月25日までなので、早めにどうぞ。 manga-9art.com さて。 ルーブル…

生誕300年記念 若冲展 /東京都美術館

眼福。 www.tobikan.jp 必見:動植綵絵+釈迦三尊 想定通り圧巻だったのは、動植綵絵30幅+釈迦三尊3幅の33幅を、円形にまとめて展示してある様子。東京でこの33幅が同時に見られるというのは初めてらしい。10年くらい前に京都ではあったらしいけど(2007…

「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」展

国芳はみたことがあるけど、国貞は意識してみたことがなかったので、「くにくに」展にいってきた。 ntv.co.jp 自分は国芳の猫と武者絵系が好きだということがわかったよかった。 この展覧会をみると ねこ好きは喜ぶ。尻尾が二つに分かれた妖怪ねこまたさんの…