C.オットー・シャーマー『U理論』英治出版 (その一)

「内省」を自分の奥への降りていくイメージを前提として記述されているように感じる。
"guts" や、内なるGPSという、2008年 Stanford commencement address で Oprah Winfrey のセリフにつながるのかもしれない。

知らなかったので調べた言葉は、「シングルループ学習 (single loop learning)」「ダブルループ学習 (double loop learning)」。これは、以下のサイトのまとめが簡潔でわかりやすかった。

http://effective.leadershipdevelopment.edu.au/double-loop-learning-leadership-development/leadership-development/

私の理解は以下の通り;
シングルループ学習は、前提は前提のまま、目的は目的のままで、自分のアクションに対してフィードバックをかけ、軌道修正をしていく方法。守破離だと、「守」の段階。
よくあるサーモスタットの例だと:
室温を22度に設定したら、ゴールは、「22度をキープすること」
フィードバックがかかるという部分はよいが、表層的な定量化とそれに対するアクションに留まっている。

ダブルループ学習は、問題の前提や目的も含めて、疑い、軌道修正をしていく方法。守破離だと、「破」の段階。
先ほどのサーモスタットの例で考えると:
ゴールは、「部屋の中のひとにとって、快適な室温をまもること」
当初、室温を22度に設定したとしても、その部屋にいるひとの服装や体調によって、サーモスタットの温度を22度にこだわらず設定する。
「室温をキープすることは、中の人を快適にする手段であって目的ではない」という視座にたち、より内側に降りてきた。

U理論では、ダブルループ学習よりも、さらに深い場所まで降りる、らしい。第三部 presencing にて。

さて、どこまで降りる、ということになるのかな。

ちなみに、今は第一部(第一章から第七章まで)を読み終わったところ。
ちょっと散漫な印象。正直、もうちょっとそぎ落として欲しいのだが。
第二部に期待するか。。