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『安売りチラシをブルブル握りしめた朝』/フェルディナンド・ヤマグチの走りながら考える

本ではないのだけれど、日経ビジネスオンラインの連載での、マツダの藤原常務のインタビュー記事。

ものづくりを、もしおおざっぱに分けることが許されるなら、デジタルとモノの二種類だとおもっていたが、どうやらそれも古そうだ。

マツダはなぜ、よみがえったのか?

マツダはなぜ、よみがえったのか?

マツダは小さな車メーカーであり、総生産台数はトヨタなどのビックプレーヤーとは桁が一つ違う。
トヨタやフォードのようにシャーシなどを共通化して製造する場合、マツダ程度の規模だと、割に合わない。
マツダの販売台数に適したやり方、と、おそらく死にものぐるいで考えたやりかたは、ふたつ。

  1. 製造を、製造機械の時間軸で考えたとき、長く使い続けられる製造ラインを作る。これは、一台の製造機械が多くの車種に対応可能とすることで、遊ばせない仕組み。短期大量生産だと、専用機械の法がぐっとはかどるが、それだと売れない場合にその機械は丸々損になるため。
  2. 販売を、会社のブランドを中心に変更し、車を推さなくした。車を推すと、その車に興味がなくなったとき、別の会社にいく。「会社」を買ってもらうことができれば、ライフイベントなどで今の車が最適ではなくなっても、別の車種をマツダから買ってくれる。

そうすると、これって、ASPの仕組みなんじゃないかとおもうわけです。

  1. 一度できあがれば、少量でも大量でも製造コストがあまりかわらない作り方をする。
  2. 機能ではなくトータルバリューでお客様をロックインする。

ね、似てるでしょ?

かつて、Brick and Click Click and Mortar (※) なんていわれて、デジタルアナログ両刀という、別のモノを並行的な感じであつかっていたのだが、ちょっと目を離している隙に、両者は不可分になってきたのではないか、と心震える。

※ お恥ずかしい間違いを。もうしわけない。