恒例のウィンナワルツとバレエをぼーっと楽しむ会。
アルバム写真は昨年の。いつもながら、すごいスピードで発売されるよね。
感想
ヤンソンスの小芝居は、正月のだらけた空気を変に緊張させることがない。「速達郵便で」でシュトラウスの実際の指揮棒がでてきたり、というのはおもしろかった。今の指揮棒とは違って、しならないんだね。
「美しく青きドナウ」は、好みのペースで安心して聞いていられた。
「皇帝円舞曲」のバレエは美しかった。手足長くて優雅でいいねえ。最後のオチは別になくてもいいけど。どうしても青池保子「エロイカより愛をこめて」を思い出してしまうのは内緒。「エロイカ」シリーズでは一番好きなお話なので。
スペイン乗馬学校はもうみることができないのかしら。
2017年の指揮者が発表されたが、グスターボ・ドゥダメル (Gustavo Adolfo Dudamel Ramírez), 1981年生まれ! 1943年生まれのヤンソンスから38歳も若返る。巨匠が振るものとばかりおもっていたので、40にみたない新進の指揮者がどんな曲目を選び、どんな演奏を見せてくれるのか、楽しみだ。
演奏
指揮
マリス・ヤンソンス / 2006年、2012年につづき3回目
場所と日
2016年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザール
演目
1.国連行進曲/Uno-Marsch (シュトルツ)
2.宝のワルツ作品418/Schatz-Walzer. op. 418 (ヨハン・シュトラウス2世)
3.フランス風ポルカ「ヴィオレッタ」作品404/Violetta. Polka francaise, op. 404 (ヨハン・シュトラウス2世)
4.ポルカ「観光列車」作品281/Vergnügungszug. Polka (schnell), op. 281 (ヨハン・シュトラウス2世)
5.ワルツ「ウィーン娘」作品388/Weaner Madl'n. Walzer op. 388 (ツィーラー)
6.ポルカ「速達郵便で」作品259/Mit Extrapost. Galopp, op. 259 (エドゥアルト・シュトラウス)
<休憩>
7.歌劇「ヴェネツィアの一夜」序曲[ウィーン版]/Ouvertüre zu Eine Nacht in Venedig (Wiener Fassung) (ヨハン・シュトラウス2世)
8.ポルカ「羽目をはずして」作品168/Ausser Rand und Band. Polka schnell, op. 168 (エドゥアルト・シュトラウス)
9.ワルツ「天体の音楽」作品235/Sphärenklänge. Walzer, op. 235 (ヨーゼフ・シュトラウス)
10.フランス風ポルカ「歌い手の喜び」作品328/Sängerslust. Polka francaise, op. 328 (ヨハン・シュトラウス2世)
11.ポルカ「休暇旅行で」作品133/ Auf Ferienreisen. Polka schnell, op. 133 (ヨハン・シュトラウス2世)
12.喜歌劇「ニネッタ侯爵夫人」第3幕への間奏曲/ Fürstin Ninetta - Entr’acte zwischen 2. und 3. Akt (ヨハン・シュトラウス2世)
13.ワルツ「スペイン」作品236/ Espana. Walzer, op. 236 (ワルトトイフェル)
14.ワルツ「舞踏会の情景」/ Ball-Szene (ヘルメスベルガー1世)
15.「ため息ギャロップ」作品9/ Seufzer-Galopp, op. 9 (ヨハン・シュトラウス1世)
16.ポルカ・マズルカ「とんぼ」作品204/ Die Libelle. Polka mazur, op. 204 (ヨーゼフ・シュトラウス)
17.皇帝円舞曲作品437/ Kaiser-Walzer, op. 437 (ヨハン・シュトラウス2世)
18.ポルカ「狩り」作品373/ Auf der Jagd. Polka schnell, op. 373 (ヨハン・シュトラウス2世)
<アンコール>
19.ポルカ「突撃」作品348/ Im Sturmschritt Polka, op.384(ヨハン・シュトラウス2世)
20.ワルツ「美しく青きドナウ」作品314 /An der schonen blauen Donau, op.314(ヨハン・シュトラウス2世)
21.ラデツキー行進曲作品228/ Radetzkymarsch, op.228(ヨハン・シュトラウス1世)