cafe de nimben

見たものと、読んだもの

リドリー・スコット『オデッセイ』2015

火星ひとりぼっち。

俺は宇宙海賊。
火星でじゃがいも百姓をしているが、何か?
ボスの音楽の趣味が最悪な件。

 

火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

 

 いまの映画だなという感じ。いろんなところの実際にある(と想定された)カメラからの映像もたくさん使って構成されている。

話の筋が面白いかというと、アポロ13ほどの緊迫感はない。長いので、その分間延びしてしまう。
逆に長いということで、経年変化を上手く描いている。特にビタミン不足の肌描写。マット・デイモン、上手く痩せた。
 
6人の低い確率の全滅と、一人の確実な死を比べ、圧倒的に前者を選ぶところがハリウッドだな、と。本当なら、軍人もいるので、コラテラルとして見捨てそうなのにね。
個人的な泣きどころは、パスファインダーでした。