cafe de nimben

見たものと、読んだもの

『007 SPECTRE』2015

映画は絵だね。色々なところで大きなロケをし、普段は見られないような絵を見せる。それ以外に何がある? と言い切る映画。

 話の内容ば凡庸に過ぎるが、キャラと絵で全て見せつける、清く正しいプログラムピクチャーだった。

こういうのは、何も考えずに大画面で見るのが正しく、清々しかった。
クリストフ・ヴァルツがお茶目怖い悪人。カリカチャの元になる昭和感アリアリの演技。
この007は初めて見たのだが、この人は攻めのように見せておいて、受けなのかな。昔のノリの007を描くとギャグになってしまうので、と言う現代風アレンジを考えた結果、彼の起用なんだろうね。
ある意味Cの立ち位置が一番現代風で、それにオールドスクールが対抗するということであれば、やはりノスタルジックな何かで、大いなるマンネリを目指すのかしらん。