フランス、街の治安2016

ちょっと先週、5年くらいぶりにフランス出張をしていたので、仕事とは関係のないことをつれづれと書く。

 

フランスの治安は、普通。東京などの日本の大都市と大差ないかな。

2015年1月7日のシャルリー・エブド事件、2015年11月13日の金曜日同時多発テロ事件があり、と2015年に不幸にもフランスはテロの標的にされた。その警戒がまだ続いており、警戒されているレベル自体は、日本より、確かにはるかに高いのは確かであるが。

シャルリー・エブド襲撃事件 - Wikipedia

パリ同時多発テロ事件 - Wikipedia

街角

迷彩服を着て自動小銃をもつ人が街のどこにもいる。日本では見られる光景ではない。パッと見、こわいのは当然。東京では地下鉄サリンの時に異様な警備体制だったが、それでも自動小銃はなかったものね。銃器強奪予防か、自動小銃は防弾チョッキに鎖で繋がれており、(こういういいかたは平和ボケでいやなのだが)ガチの警戒なのだということを思い知る。
逆にそれだけ安全なのだと、自分は安心したが。

大きな公共施設

たとえば、劇場、美術館などのなかに入るには、空港並みのセキュリティーチェックがある。
手荷物のX線検査、金属探知機による服の検査。服は、銃を所持していないことを確認するために、前のボタンやファスナーは開けて、セキュリティーチェックを通るように言われる。開け忘れて、慌てて開けようとするとゆっくり開けるように言われる(ここで撃ち殺されないだけマシなのかも?)
空港並みなので、いちいちベルト、携帯電話、鍵、コインなどの金属類を外す必要がある。私は大丈夫だったが、靴に金属が使われているひとは、脱いで通る必要があるので、めんどくさいこと、この上ない。ことがことだけに、ちょっとはブツブツ言うひとはいるのだが、混乱なく列はこなされていく。

それでも顔で区別されずに警戒されるのはいいことかも

あんまりいいことではないと思うが、「よそ者」を見ると警戒するしされるのは人のサガだと思う。

日本の場合は特に、日本人とそれ以外は見た目で区別しやすい。それでも、都市の場合はお互いよそ者であることが普通になってきたので時代は変わりつつある。

とはいえ、人種や国籍の多様性でいうと、日本よりもフランスの方が数十年は先輩だろう。昔のフランス映画ではラテン系の人しか出ないことも多かったが、今はフランスのサッカー代表を見ても分かる通りアフリカ系の人はたくさんいるし、アラビア系の人も多い。どこに行っても人種のるつぼには間違いない。

それでも日常を生きる普通の人

都市生活で敵意がないことを示すのは、単純すぎるかもしれないが挨拶。片言でもにこりと笑って「ボンジュール」といえば、敵ではないことは伝わる。ちなみに、"Je suis Charlie" という張り紙は、パリではまったく見なかった。地方都市で一箇所あったかな。もうすでに日常にもどっているのかもしれない。自動小銃の警戒レベルが下がることがあるのかどうかは、移民関係のニュースを見るたびに、なかなか遠い未来のことのように思える。日本でも、地下鉄にゴミ箱がもどるのには時間がかかり、自動販売機の横の缶捨て以外にはまだないことも多い。20年たってもそうなんだから、自動小銃が永遠に続くのかもしれないね。ふぅ。