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ドラマ『フラジャイル』第6話

役者陣は安定的な演技。水戸黄門的な定型にまで行きそうな感じ。ただ、ちょっと雑になってきたかなという気はしなくもない。

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時代劇だったら赤ん坊を「略奪」して、正しい診療を受けさせるというのはありだとおもうのだけど、現代のドラマであれをやってはいかんでしょう。犯罪だよ? そこはうまく脚色してほしかったなあ。また、結果論だけど、栄養失調って、そんなにわからないものなのかな。あれだと、権威の医者が無能という話で終わるんだけど、そこまで日本の医療のレベルって低いのかな。そこらへんの描き方が、一話に収めるべきという時間の制約で描写が飛ばされすぎているようにおもう。

映画だったら、『東京裁判』(277分!)のような例外を除いて、90-120分なので、ある程度の映画的飛躍はありえるとおもう。しかし、ドラマの場合はうまく時間を使えるので、シリーズ構成でもう少し工夫できないかなという残念感がのこった。役者陣ががんばっているように思えるだけにね。

シリーズ構成の難?

あれ、アミノ製薬編って飛ばすの? いや、録画ミスで第5話みていないんで、頓珍漢なことをいっているかもしれない。フジテレビ公式サイトのあらすじだ と、5話ってそれっぽいけど違うよね? 放射線診断科のお話って、つい最近まで原作でやっていたお話でしょ。なんか混乱してきたぞ。森井くんをみると、あのフラグ盛大に張っているけど回収していないよね。どういう構成にしたいんだろう。アミノ編を飛ばすか、最後にもってくるか。全体が12話として、今週が 半分の6話。放射線診断科というかセカンドオピニオンの話は数話必要でしょ。3話3話? 2話4話? あくまで宮崎先生の成長に焦点をあてるんだったら、 これでもいいのかなあ。まあ、高梨先生こと志賀廣太郎好きだからいいんだけど。