cafe de nimben

見たものと、読んだもの

ギレルモ・デル・トロ『パシフィック・リム』2013

怪獣映画を金かけて作りました。単純に面白かった!

 


映画『パシフィック・リム』日本限定版予告編

この映画の脚本演出のコンセプトって、
  • 見せたいアクションシーンがあって、それのかっこよさを絵で追求すること
  • アクションシーンがうまく繋がるようにストーリーを組み立て、出しゃばらないようにバランスをとること
なんだろうな。
 
予告編など見ていてすごく違和感があったのは「なぜ二人で操縦しないといけないのか」で、この説明を冒頭のサマリーで納得させちゃうのよ。つまりね、
  • 要らんシーンはできるだけ消す。
  • わかる人が分かればいいものは、説明せずにチラリと映すだけにとどめる。
  • みんなにわかってもらいたいものだけ、じっくり映す。
 
映画のリズムとスピード感を殺さない語り口はすばらしいね。
 
ストーリーは、みんな、怪獣と戦うことで、失っていたものを取り戻す話。
 
目的を敵を撃つことにフォーカスした、エヴァ実写版という感じもする。
アクションシーンですごいのは質感。きちんと重そうなんだよね。重いものが動くときって、絵で見ると鈍重そうに見えるのだけど、そこもうまいバランスで、スピード感を保っている。
 
頭を空っぽにして楽しむのが一番かな。ロケットパーンチ!
 
探すと、でるわでるわですね。愛されていますね、パシリム。