JJエイブラムス『スターウォーズ フォースの覚醒』2015

初の4DX鑑賞。なので、映画の話と、4DXの話に分けて書く。

映画の話

悪くないが、SWには予想をいい方に裏切るということを期待するので、元々のハードルが高いからということもあり、ちょっと残念感があった。
 
 
二つの意味でのれなかった。
一つは、『マトリックス』以降の戦争文法への回答がないこと。
もう一つは、サーガとしての構造の逸脱がなかったところ。
 
エピソード4のときのコンピュータや機械はアナログ優勢だったので、「叩けば直る」系はリアリティが、あったと思う。今は、叩いたら壊れる。ミレニアム・ファルコンもほとんど整備もしていないのに大活躍。今、作るべき映画なのかな。
 
話の筋も、神話で使い古されたモチーフだらけで、逸脱がない。その視点で見たことはなかった、というレベルのものもない。いろいろご都合主義だし。
 
エピソード4の世界の踏襲に終始していて、いい意味で裏切られた感がない。エピソード1のときは、話はつまらなかったが、絵がすごかった! という興奮はあったけど、今回は想定の範囲内
 
まー、よくできたアメリカのテレビドラマシリーズのダイジェストを、見た感じ?
まあ、新3部作の一話目だから、いろいろ伏線になっていたりするんだろうから、今は評価保留です。高すぎる期待を外して考えれば、いい話には違いないので(『ダイハード3』的な評価になってしまう……)
 

4DXはスターツアーズっぽかった。

↓まるまる流れた。
スタンダードなフォーマットが、できたので、これからもっとこなれた演出が可能になるのだろう。成熟に期待。
 
ただ、これは映画の撮り方、演出を変えるね。
POV映画であれば視点が一定しているので、振動にしても何にしてもぴったり合うと思う。それこそスターツアーズみたいにね。
※でもPoV映画は通常は低予算映画として撮られるから、それを4DXで上映することを前提にして撮るってことは、本来は無理筋だよね……。
 
今回のような普通の映画だと、今誰の視点なのかわからなくなる。
『フォースの覚醒』のような撮り方だと、2Dの方が、僕には楽しめるんじゃなかろうか。なんどか鑑賞を重ねると、僕が慣れるのかもしれないけど。
 
あとね、3Dにするなら、被写界深度を浅くしてぼかすのはもっと上手くやるべき。脳内で不要なところ消して見てるでしょ? スクリーンに映っていると、情報過多で、疲れる。
 
マッドマックス』を、4DXでみてみようかと思ったが、止めにしよう。