ゴールデンウイークのセールで、雑誌99円というのをやっていたので、お試しで買ってみた。あたりまえながら、現在の号よりも前のものを安価に提供というもの。
確認対象はこちら。
チェックポイント
コンテンツ
たとえばジャニーズ系のひとがでていればそのひとの顔が出ないように修正されていたり、場合によっては企画ごとなくなっている、という話を聞く。今回は紙のものと比較はしないので、そこはわからない。これはコンテンツ業者の胸先三寸。
広告
ファッション雑誌は広告もある意味コンテンツなので、広告がそのまま掲載されているのかどうか。見開きにしたときにセンターで切れるかどうか。これも出版社の胸先三寸。
読みやすさ
あとは、雑誌の解像度と私の目の能力を含めて、Kindle for Macで読みやすいかというお話。コンテンツ屋さんとAmazonさんとデバイス屋さんと私の目という依存構造あります。私の目は老眼がはいっているので、細かいところを見ようとした時、拡大する必要があるかどうか、必要があるときに簡単にできるかどうか、もポイントとなります。
解像度には三段階あるとおもっていて、
今回の場合は
ざくっと探してみたのだけど、1と2については裏が取れず。私の仮説は、kindleのハードウェア端末の解像度が最大300ppiなので、これがコンテンツとアプリの最大値ではないか、というもの。3はRetinaではないので、お察し。ちなみにiMac 21.5 inch Mid 2011 (1920x1080)なので、解像度は102ppi (なんとKindle paperwhiteよりも低い解像度! 手持ちが212ppi、現行最新300ppi)なので、300ppiコンテンツアプリであっても、102ppi以上に見えることはないですね、とほほ。ちょっと萎えてきた。
蛇足:Kindleハードウェア端末との比較は今回はしないよ
なお、kindle paperwhite/HD7 との比較も今回はしません。理由は、カラーではないことと、表示速度が遅いことがすでにわかっていることから。
とくにカラーでないのが大きい、というのは、モノクロに変換されるわけですが、もうコントラストが小さくて私の老眼の仕様がボトルネックで閲覧に堪えられないから。
拡大をするときの表示速度の遅さも、これもわかっているのでダメですね。Kindle Fire HD7 もちょっと試したけど、物理的に字が小さくてつらいという私の目の性能的に無理。解像度も大事だけど、表示の大きさがもっと大事なので、Kindle for Macでのお試しということになります。(この理由により、雑誌を持ち歩くなら、紙一択)
さて、トライしてみて
21.5inchでの全画面表示は、ほぼ雑誌の見開きをみているサイズなので、字が小さすぎなくて、よいです。
タブレットの場合は、片ページ表示で表示することが多い(見開きにすると、わたしにとって字が小さすぎるから)ので、これはアドバンテージ。
もうひとつappならではのよい点は、ちょっと雑誌の大きさを我慢すれば、目次を左テーブルに出しておけること。これは、目次表示のオンオフで選べるので、ざっとブラウズするときは目次表示オンで、熟読するときは目次非表示+全画面表示にすると、紙の体験とあまりかわらない。
ま、私の場合は老眼鏡をつけるのが目に負担がなくていいですけど。
ズームも簡単。全体の大きさをコントロールするのは上の表示倍率のドロップダウンメニューで選択。100%表示でいいと思います。部分的に拡大したいときは、Magic Trackpadでピンチアウト。ピンチインするとドロップダウンメニューで設定した倍率まで戻ります。紙の雑誌で拡大しようとすると虫眼鏡が必要なので、これもアドバンテージかも。ふつうのピンチアウトなので、とくに戸惑うことはありませんし。でも紙の雑誌相手のときの、脳内ズームアップの機能ってほんとにすごいのだなとおもいますけどね。これでもPC側はずいぶん直感的になったとはいえ。紙原理主義者のひとがいるのは、よく理解できます。
コンテンツは、すくなくともメンズクラブは見開きでみやすいようにつくってあるなあという印象。紙がたわむということはないので、横長ポスターっぽい感じ。編集部のモニタ環境でみると、一番読みやすいのではないかという気がしてくる。
結論としては、Kindle for Mac で雑誌を読むのは基本的にアリ。
Retinaだったらもっと読みやすいかもなあというのが課題かな。iMacに限定すると、21私が今持っているのと同じサイズである21.5インチで4K/Retinaで十分か、27インチで5K/Retinaで全画面表示にしたときにもっと字が大きいのを目指すか、という感じ。
でも近くで27インチだと、目が痛くなりそうですけどね。