クロード・モネ『睡蓮の池、緑の反映』 / Les Nymphéas reflets vert, Claude Monet
名前の通り「緑の反映」で、水上の睡蓮の葉と、奥の森が写り込んだのか、透明で水面下が見えているのか、全ての緑がキレイで、安心します。
これだけは写真撮影が可能だったので、多くの人が撮影を楽しんでいました。言うても、一眼レフで三脚で撮りたいですけどね、一度くらい。
真っ白な壁に、この絵だけ掲げられていたらなんかいいですね。蝋燭の光で夜に読書していたい感じ。
さて、睡蓮って英語だと Water Lilies、フランス語だと Nymphéasなんですね。
睡蓮シリーズって200以上あると言うことを知らなかった。そりゃ今回のように初来日のものもあるだろうねぇ。
来日が初だったのは知っていたが、どうやらスイスから出るのが初めてだったらしい。
オーランジェリー美術館の睡蓮
ちなみに、パリのオーランジェリー美術館の「睡蓮 緑の反映」
By クロード・モネ - -wEwoHEvFukepQ at Google Cultural Institute maximum zoom level, パブリック・ドメイン, Link
しかし、展示は一番豪華なんちゃうかなあ。一度生で見てみたい
Par xiquinhosilva from Cacau — 58202-Paris, CC BY 2.0, Lien
なお、オーランジェリーの睡蓮の図を、バーチャル訪問はこちらから。
Water Lilies Virtual visit | Musée de l'Orangerie
実際に行くなら、ルーブル>テュイルリー公園>オーランジェリー>オルセーの並びかなあ。1日で回れるとは思えないけど。
印象派と抽象画
昔、こんな記事書きました。
しかし、今回の睡蓮を見てみると、Tate Modernの睡蓮が、だんだんモネの目が悪くなっていったので、実はあれは具象的に描いたものだという話って、ちょっと眉唾に思えるなあ。オーランジェリーの睡蓮って、最晩年なんでしょ。結構意識的にこまかく描かれているように思うんだけど。
Tate Modernの睡蓮。だいぶ、抽象画っぽい。
印象派と抽象画、もうちょっと考えてみないと、関連性の把握は難しいね。
ちなみに、国立西洋美術館にあるのは、こちら
By probably bildum.de, パブリック・ドメイン, Link
緑じゃないのも、かっこいい。
それに同じ印象派でも、ルノワールとモネって随分違うというのがわかったのは、とても楽しかった。