「名作誕生」からの流れで見に行きました。同じチケットで、追加料金なく拝見
文化庁による理由づけと写真などは、こちらの報道資料参照のこと
報道発表 文 化 審 議 会 答 申 ~国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定について~
※しかし、パブリックドメインになってていい作品については、映像を公開してくれないかなあ。
では、トーハクで見た中で印象に残ったものを。
彫刻:薬師寺の木造四天王立像
展示は持国天? 外連味があって最高。やはりこういうのが好きだな。有形文化財が重要文化財に格上げ。
東院堂の仏様 聖観世音菩薩像【国宝】-薬師寺公式サイト|Guide-Yakushiji Temple
彫刻:東寺の木造夜叉神立像
夜叉というから邪神かと思いきや、樹神であった。四天王に踏まれている系かと思いきや、大きくて2mくらいある。あんな大きいのは見たことない。ボロボロだったが、原始的な強さ。
彫刻:広島県世羅町甲山の丹生(たんじょう)神社の木造丹生明神坐像、木造高野明神坐像
二頭身くらいでとてもかわいらしく、親しみやすい感じでした。おかざき真理「阿・吽」を読んでるところなので、「丹生」と聞くとアンテナがピンとたつ。
※新聞社のサイトへのリンクなので、切れていたら、この記事の最初にある文化庁のPDF内の画像参照されたし。
絵画:紙本墨画顆粒涅槃図:若冲の野菜の涅槃像が重文に新指定:かわいい
果蔬涅槃図 - 伊藤若冲 — Google Arts & Culture
かわいい。
若冲の良さって、バカみたいに繊細に精密に描かれているものと同時に、ほんわりとした墨の曲線にあると思っていて、それがどどんと描いてあるこれは、とても愛しい。
今年の秋に、動植綵絵+釈迦三尊という2016年の東京都美術館で好評を博したセットで、フランスのプチパレで展示するみたいね。
Jakuchû (1716-1800) | Petit Palais
あそこで見るのは気持ちよさそうだなあ。
絵画:紙本墨画淡彩瀑布図:右隣の応挙、でかい。
真ん中の滝が雄々しくどーんとあって、脇が奇岩。大きいけど描きすぎてなくてシンプルに強い。