cafe de nimben

見たものと、読んだもの

前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ 』(光文社新書/2017)

バッタ本というとアレな感じだが、中身は全然アレじゃないです。

エンターテイメントな一大半生記ですよ、これ。

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

  

若い博士で、フィールド系の人は楽しいな。

『鳥類学者だからと言って、鳥が好きだと思うなよ』

も、そうだったが。

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

 

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こちらはもっとドキュメンタリーっぽい。

小説でいうと短編連作。一章ごとに完結しているが、全体に流れがある。

バッタの生態についてぐりぐり書いてあるところは、子供に戻って(ファーブル昆虫記」現代版を、見ているつもりになった。

でも、南仏モンペリエに行ったり、白眉プロジェクトに応募するという、泥臭い一発逆転狙いとか、スポ根そのものだ。モーリタリアの人々との異文化体験も面白い。

いろんな人に読んでもらいたいな