cafe de nimben

見たものと、読んだもの

出雲大社 個人行動編1(境内/本殿周り)

因幡の白兎伝説があるためか、えらくかわいらしいウサギちゃんがそこかしこにある。

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さて、本殿をミッキーマウス宇豆柱のところから反時計回りに巡ってみる。

東十九社

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神在月の神様ホテル。出雲大社から見て東にある神様が泊まるところ(ということで西にはシンメトリックに西十九社があります)「御祭神 八百萬神」というのはパワーワードですな。お泊まりになっていないので、戸は開いておりません。

亀山、八雲山

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亀山、八雲山という、境内の奥の山がある。春日大社でも感じたが、原生林の禁足地からくる感じは神域としてしかいえないパワーを感じる。感覚としては春日大社伊勢神宮のような強い、という感じよりも、柔らかい感じ。「よう来たのう」と祖父祖母に歓待されるような。

 

天前社と御向社

文庫前から振り返って。

左の林が、亀山。林の奥に見えるのが、釜社(かまのやしろ/食べ物の神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ):稲荷神社の主祭神素戔嗚尊の子供なので、大国主命の義理の兄弟)その奥が、東十九社がかすかに見える。

右の中央よりが天前社、右側が御向社。大社造がちょっとわかる。

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御向社(みむかいのやしろ)は、大神大后神社(おおかみおおきさきのかみのやしろ)

御祭神は、須勢理比売命(すせりひめのみこと)

素戔嗚尊の娘、大国主命の正妻。

 

天前社(あまさきのやしろ)は、神魂伊能知比売神社(かみむすびいのちひめのかみのやしろ)。

御祭神
蚶貝比売命(きさがいひめのみこと)
蛤貝比売命(うむがいひめのみこと)

大国主命が、イノシシが出てくるから受け止めてと兄神たちに騙されて、真っ赤に焼けた岩を抱かされて殺された時に、蘇生してくれた女神様二柱。

 

本殿と合わせてみると、大きさの感覚がわかるかも。

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素鵞社(そがのやしろ)

八雲山に一番近いところにある摂社。摂社といっても祀ってあるのは、大国主命の義父である素戔嗚尊

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そがのやしろの正面は、本殿の真裏。ここの苔が最高でした。

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筑紫社と影の正面

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左側が本殿。中央が拝殿。右側が筑紫社(ちくしのやしろ)

筑紫社は、神魂御子神社(かみむすびみこのかみのやしろ)

御祭神は、多紀理比売命(たぎりひめのみこと)

天照大御神素戔鳴尊(すさのおのみこと)とのご誓約によって生まれた宗像三女神の長女。沖ノ島沖津宮という福岡県宗像神社の御神領「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として2017年に世界遺産になったところですね。

 

影の正面は、本殿のご神体は稲佐の浜の方を向いているので、ご神体の真正面にあるので、調べてもいい言葉がないので、このように私が勝手にいっている。小さな看板が出ていて、ここでお願いする方も多数。もちろん私も。

 

宝物殿

歴史と、掘り出された柱の跡と、献上品。

村正と政宗、また

 

宝物殿リニューアルオープン - 出雲大社

古代御本殿心御柱の展示があります。

 

2012年にトーハクにも来ていたみたい。

www.tnm.jp

 

www.tnm.jp

 

 

まとめ

やはり、八雲山、そこに隣接する素鵞社と、本殿裏の苔と巨木。

心安らかになれて、とてもよかったです。

 

主な見落とし

一の鳥居からの正式ルート。

野見宿禰神社(のみのすくねじんじゃ)

稲佐の浜