因幡の白兎伝説があるためか、えらくかわいらしいウサギちゃんがそこかしこにある。
さて、本殿をミッキーマウス宇豆柱のところから反時計回りに巡ってみる。
東十九社
神在月の神様ホテル。出雲大社から見て東にある神様が泊まるところ(ということで西にはシンメトリックに西十九社があります)「御祭神 八百萬神」というのはパワーワードですな。お泊まりになっていないので、戸は開いておりません。
亀山、八雲山
亀山、八雲山という、境内の奥の山がある。春日大社でも感じたが、原生林の禁足地からくる感じは神域としてしかいえないパワーを感じる。感覚としては春日大社や伊勢神宮のような強い、という感じよりも、柔らかい感じ。「よう来たのう」と祖父祖母に歓待されるような。
天前社と御向社
文庫前から振り返って。
左の林が、亀山。林の奥に見えるのが、釜社(かまのやしろ/食べ物の神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ):稲荷神社の主祭神:素戔嗚尊の子供なので、大国主命の義理の兄弟)その奥が、東十九社がかすかに見える。
右の中央よりが天前社、右側が御向社。大社造がちょっとわかる。
御向社(みむかいのやしろ)は、大神大后神社(おおかみおおきさきのかみのやしろ)
御祭神は、須勢理比売命(すせりひめのみこと)
天前社(あまさきのやしろ)は、神魂伊能知比売神社(かみむすびいのちひめのかみのやしろ)。
御祭神
蚶貝比売命(きさがいひめのみこと)
蛤貝比売命(うむがいひめのみこと)
大国主命が、イノシシが出てくるから受け止めてと兄神たちに騙されて、真っ赤に焼けた岩を抱かされて殺された時に、蘇生してくれた女神様二柱。
本殿と合わせてみると、大きさの感覚がわかるかも。
素鵞社(そがのやしろ)
八雲山に一番近いところにある摂社。摂社といっても祀ってあるのは、大国主命の義父である素戔嗚尊。
そがのやしろの正面は、本殿の真裏。ここの苔が最高でした。
筑紫社と影の正面
左側が本殿。中央が拝殿。右側が筑紫社(ちくしのやしろ)
筑紫社は、神魂御子神社(かみむすびみこのかみのやしろ)
御祭神は、多紀理比売命(たぎりひめのみこと)
天照大御神と素戔鳴尊(すさのおのみこと)とのご誓約によって生まれた宗像三女神の長女。沖ノ島の沖津宮という福岡県宗像神社の御神領。「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として2017年に世界遺産になったところですね。
影の正面は、本殿のご神体は稲佐の浜の方を向いているので、ご神体の真正面にあるので、調べてもいい言葉がないので、このように私が勝手にいっている。小さな看板が出ていて、ここでお願いする方も多数。もちろん私も。
宝物殿
歴史と、掘り出された柱の跡と、献上品。
村正と政宗、また
古代御本殿心御柱の展示があります。
2012年にトーハクにも来ていたみたい。
まとめ
やはり、八雲山、そこに隣接する素鵞社と、本殿裏の苔と巨木。
心安らかになれて、とてもよかったです。
主な見落とし
一の鳥居からの正式ルート。
野見宿禰神社(のみのすくねじんじゃ)