cafe de nimben

見たものと、読んだもの

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Petra Kvitová / ペトラ・クビトバの2019年全豪オープン準優勝スピーチ

大坂なおみのグランドスラム連覇という偉業の影で、全豪オープン準優勝のクビトバのスピーチがすごくよかったのでご紹介。 準優勝は讃えられるのだけれども、本人にとっては負けて得る称号なので、そんなに簡単なことではないと思ってる。敗戦直後から自分の…

カビール・カーン『バジュランギおじさんと、小さな迷子』(Bajrangi Bhaijaan) 2015インド

失語症の女の子と、嘘のつけないおじさんの、「ただいま」までの現代のおとぎ話 www.youtube.com 159分と長いので、お時間あるときにどうぞ。 主演の二人のチャーミングさ、美しい映像、楽しいダンスシーンで、飽きずに最後まで見られると思います。 楽しい…

ソフィ カル ─ 限局性激痛 @原美術館

恋に破れてから、再生するまでの「ありふれた」話 www.haramuseum.or.jp 原美術館が2020年で閉館するというニュースがあったので、忘れる前に行きたいなと思ったのもあり、観に行った。 物語性がある、そして原美術館ならでは、という繊細な展示だったので、…

2019年の美術展、なに見よう? (西洋系)

私的期待第一位:2 x グスタフ・クリムト / Gustav Klimt 面白いことに、二つ同時期に来る。流石に『接吻』はきませんね、残念。 クリムトとシーレは、昨年2018年が没後100年。 ウイーン分離派と呼ばれる。 1. 『クリムト展 ウイーンと日本1900』@東京都美…

SSSS.GRIDMANの綿密なドラマ構成に感動する

TV

アニメで戦隊モノをやっているんだと気づいてから、引き込まれてみていって、最終的にそういうことに落とし込むという綿密なドラマ構成に感動した。 これ、ネタバレしないと書きたいことが書けない.。 www.youtube.com

草野原々『最後にして最初のアイドル』 (ハヤカワ文庫JA)

ハヤカワのセールで購入。今年読んだSFで一番ぶっ飛んでいた。 著者本人が「実存主義的ワイドスクリーン百合バロックプロレタリアートアイドルハードSF」というジャンルと言っているらしいが、もう訳がわからん!(褒め言葉) 最後にして最初のアイドル (…

トランジとメメントモリ今昔とルーヴル美術館展

あけましておめでとうございます。 本件、調べが甘かったので、補足しようとしたら、「正月は冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」みたいになった。このため、新年一発目に投入w nimben.hatenablog.com #21 ブルボン公爵夫人、次いでブーローニュ…