cafe de nimben

見たものと、読んだもの

私の地震体験 (3/12)

深夜は、余震続きでよく眠れず。緊急地震速報で目が覚めるなど。

被害状況の確認と、何ができて何ができないかを確認するために、朝、駅まで出てみることにする。

液状化した後、道路の上に堆積した泥がかわき、埃となって舞っている。このため、花粉症とあわせて、目が普段の倍くらい辛い(当社比)

液状化は、阪神大震災のときのメリケン波止場で、でかいのを知っている。しかし、自分の家の近所で同じようなことが起こるとは、あまり考えていなかった。


駅に着いたら、開いているレストランを探すも、ビルごと閉店。安全確認があるのでしょうがない。
駅前のホテルで、朝食バイキングにありつく。自宅は断水しているので、事実上調理不可能なのだ。
液状化のドロで少し汚れているのを除けば、ホテルは通常運転。自分たちも被災者のはずなのに、きっちりと仕事をなさっているみなさんのホスピタリティに感動する。

トイレを借りて、帰宅へ。
コンビニが開店したばかりだったので、最低限の水分系を買って帰る。下水に流せないが、人体の中に流せる程度は、確保。

帰る途中、一部の道路を閉鎖して、ドロの除去を行っているのを発見。これだけ早く動いていただいていれば、土日で道路の復旧も可能だろう。感謝。

スーパーはパニック買いに近いのか、長蛇の列。とはいえ、行列は整然としている。最後尾まで三時間待ちくらいか。

という感じで、うちはそれほどでもない、ということがわかったので、一安心。余震はあと一週間は続くだろうけど、まあ、そんなにキニシナイ。

それより、東北方面が心配。友人たちもいるし。
そして、なにより自分。変に心配しすぎて、心の平安をかき乱して苦しんで、かえって人にご迷惑をかけるわけにいかない。優しい音楽でもかけて、ゆっくりと無意識でガマンしているだろうところをセルフケアしたいとおもう。花粉症もキツイしね ;-)

これから、日常としての被災環境が始まる。いまは、ショックをうけているが、すぐに慣れ、以前との違いにイライラしたりするものだ。なるべく、心平安に。「お互い様」と「おかげさま」で、とりあえず3月末まで過ごせれば、まあ、なんとかなるでしょう。

そのあと、色んなつながりで、自分を支えてくださったかたに、お返しができるようなら、お返しをしたいとおもいます。

みんな、ありがとう!