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見たものと、読んだもの

Mac OS X Lion は、仮想デスクトップが「仮想」の枠を超え始めた狼煙なのかも

いままでのGUIは、できれば大きなディスプレイをつかって、多くの情報を俯瞰的にみることができる、ということを目指そうとしていたようにおもう。
ディスプレイの大きさに物理的制約があるから、「しょうがなく」仮想デスクトップという概念をあみだし、デスクトップを切り替えるという目くらましをしてきた。

でも、「全画面表示」推しは、「しょうがなく」ではなく「積極的に」ひとつの仮想デスクトップに、ひとつのアプリケーションにして、切り替えて使いませんか、という提案ではなかろうかとおもう。
これは、当然、あり。
常に全体を俯瞰できると言うのは、気が散る要素を常に画面の端に乗せているということ。
作業をする、あるいは視聴するという意味では、自ずと適切な大きさというのはある。

でもね、今自分が使っているiMacのモニタサイズは20インチ。これなら全画面推しはそんなに無理でもない。でもcinema display などの大型モニタだと、全画面モードは使いにくいんじゃないかとおもうのだよね。
もちろん、全画面にしなきゃいいとはおもうのだけど。なんか、もやもやする。
cinema display を、横二分割にして、左右のデスクトップで、仮想的に全画面表示ができるようにする、なんてできるようになると、ちょっとおもしろいとおもったりしますが。