学園編の終わり。麻生祐未の狂信者な感じは、常に黒服を纏うところも含めよかった。
伊藤歩の病んでいる感じの演技はよかった。真面目なひとがなるやつやな。視野狭窄な表情、肌と髪のツヤとハリのなさ、カリカチュア寸前。
総じて20代後半の人間が18歳くらいを演じるのはきびしかった。まあ、社会編のブリッジとして今回限りだと思おうかな。
水川あさみの承認欲求の塊はあるあるボタン連打な感じ。
しかしなぜ惨めになることがわかっていてそういう選択をするのかね。不思議だ。
しかし、この物語って、ここからが難しいところだなあ。現代日本を舞台にするといろいろなことを知ってしまうから、今までの閉鎖空間別天地だから許されたことが許されなくなる。とくに携帯電話やインターネットの存在は大きいだろうし。
そういうファンタシーの世界から現実に降りてきたときの何かをどう描いていくのか興味がある。悪い方の予想は、三角関係のスパイスとしてのみその設定が使われること。どちらにふれるか、ちょっとドキドキするね。