cafe de nimben

見たものと、読んだもの

2016年映画トップ3

今年映画館で観た映画は5本しかないので、トップ3を順位つけずに。

 

この世界の片隅に(映画館)

個人史的に別格。

徹底的に調べて作画していることが評判になっているけれど、それが目的でなく手段にしてあるところが、とてもよい。

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シン・ゴジラ(映画館+4DX)

映画館で複数回鑑賞をしてみたって、初めてじゃないかなあ。

「こう描きたい」というよりも、(本当かどうかはおいておいて)こういう風になるはずだ、という一歩か二歩引いたクールさからの、最後の熱い戦いという、かなりのプログラム映画っぷり。年明けに見た『アウトレイジ』的な感じがよかった。エヴァもそんな感じで作ってみたらいいかもね。まったく別の作品になるような気もするけど。庵野以外はほとんと同じ座組みの『進撃の巨人』がコケたことを考えると、庵野の偉大さを感じる。雇われ映画監督のほうがいいのかもね、庵野

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『偉大なるマルグリット』(映画館)

嘘でも信じられることがあるということは、たとえ周囲のものから見て痛い状態でも、本人が幸せだったらいいのでは? という方向に見せかけて、でもそれって一時はいいかもしれないけれど、いずれ整合性がつかなくなるよね、どうするの? というコメディに見せかけて、辛い現実を突きつける作品。

同じ元ネタの映画『マダム・フローレンス』がいまかかっているが、未見。

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主な見逃しは、

サウルの息子』『ちはやふる』『ズートピア』『エクスマキナ』かなあ。

映画館ではないが『オデッセイ』(いやー、『火星の人』がいいよ、やっぱり)は、おもしろかった。