今回はお神楽を差し上げたいなと思っていて、それが叶ったので、大満足。
外宮でも内宮でも受け付けているが、今回は内宮さんでお願いした。
申し込み手順
事前予約は不要。*1 直接、外宮ないし内宮の神楽殿横の申し込み場に行く。受付は朝8時から夕方4時まで。
カーボンコピー型の申し込み用紙に、初穂料の金額、住所、名前、祈りたいことなどを記述。
祈りたいことは、家内安全とか学業成就とか。不明な点があれば、受付の方に相談すると良い。
独占ではなく、何グループかと合同で行われる。ある程度の人数が集まったら行われる感じ。具体的な時間割は第一回が朝8時半ということだけ。それ以外は、申し込みの時に何時くらいにしたいと言っても、それくらいの時間においでくださいと言われる。次が始まるのは、だいたい何分ぐらいあとで、ということは教えていただける。
受付いただいたら、代表者にチケット的なものが渡され、神楽殿内の待合室に通される。待ち時間によっては、お参りして時間調整してから待合室に行くのもありかも。
時間が来ると呼び出され、畳敷きの大広間へ。この時、代表者はチケットを受付の方にお渡しする。
大広間の大きさは、出雲大社の拝殿よりは小ぶりな印象。鹿島神宮よりはかなり大きい。
服装など準備品
服装は正装に準じる。ほとんどの男性はダークスーツで、女性もそれに準じる感じ。かといって礼装とまでいかなくてよい。
畳敷きなので、正座が基本。30分から40分くらいあるので、辛い方は、正座補助椅子持参が吉。私は、完全に痺れて、なかなか立ち上がれませんでした。いわゆる産まれたての子鹿状態。
ちなみに時間に差があるのは、祝詞奏上の時間の差。多くの団体がいらっしゃるともちろん長くなる。祝詞は、家内安全などの祈りたいことを大和言葉に変えて奏上するので、おお、こういう言い方になるのね、と聞いていてちょっと言語学的に面白かった。
式次第
1. 修祓(しゅはつ):禊祓い。
2. 献饌(けんせん):供物を捧げる。あとで下賜される。
3. 祝詞奏上
4. 舞楽奉奏(今回は、倭舞と人長舞)
5. 拝礼(二礼二拍手一礼)
6. 最後に代表者が、お酒をいただき、下げ渡される御饌などをいただいて、おしまい。
下げ渡しいただいたのは、大麻(「たいま」ではなく「おおぬさ」)、お神酒(白鷹)、神饌二つ、お箸がセットで木箱に入ったもの。神饌は、早めに家族で食すとよろしいらしい。
音楽は雅楽の生演奏。左に3名、右に2名。
巫女さんは左右に2名ずつ。*3
感想
雅楽って、西洋音階的には不協和音はあるし、拍子も変拍子なのだけど、生で聴くととても良いです。教会音楽とはまた別の荘厳さがある。
倭舞も人長舞も、神楽は神様に捧げるものなので、我々に見せるのではなく神様を正面にして踊るというのが面白いところ。我々の代表で踊っていただいているような感じ。
儀式や踊りの一つ一つに、本当は意味があるのだろうけど、それがわからない私は単純にその荘厳さに浸れてよかったです。
参考:公式ページのご祈祷案内(御饌と御神楽)