特別展「桃山―天下人の100 年」の同時開催で、
びじゅチューンとの合同企画をやっていた。特別展ではないので、普通に入れます。本館一階。
これ、別に「親子企画」とは思わずに、子供でも楽しめるように工夫された美術の見方を提示する企画と思って見ると、これがまた楽しい。
風神雷神図屏風・夏秋草図屏風
尾形光琳の『風神雷神図屏風』の裏に、熱心な光琳崇拝者である酒井抱一が『夏秋草図屏風』を描いたというとてもエモい作品。これを表裏をキヤノンの技術で印刷したものとスクリーンへのプロジェクションマッピングも重ねて、とてもキャッチーな部屋が作られている。フットスイッチによるインタラクションとか、よくできている。童心に戻れます。
世界観はもちろん井上涼。
[びじゅチューン!] 風神雷神図屏風(びょうぶ)デート | NHK
[びじゅチューン!] 夏秋草図屏風(びょうぶ)デート | NHK
表と裏のお話
おじゃまします八橋蒔絵硯箱
国宝 八橋蒔絵螺鈿硯箱
尾形光琳作 江戸時代・18世紀 東京国立博物館
(総合文化展 展示期間:2020/9/8~11/29)
を元ネタにした作品。大きくなったこの硯箱の中を見ることができる。
川を渡ると中に魚がいて、歩きに反応するインタラクティブプロジェクションマッピングをしているので、これも楽しい。だいぶ一般化してきた気がするけど、こういうインタラクティブなものはそれでも楽しい。
なお、本館2階で本物も展示されているので、それをじっくり見るのもおすすめです。
桃山展連動なのか、尾形光琳祭りのキンキラで、これもまたキャッチーでいいですね。
あと、見返り美人のビニール風船人形がいたり、スーベニアショップで関連グッズを売っていたりするので、色々と楽しめますぞ。