cafe de nimben

見たものと、読んだもの

2020年面白かった美術展

と言っても、全然見に行けていないので、ランキングは無しです。恨むべし COVID-19。

 

在宅勤務で鬱々としていたというか、気分転換がしづらい状況にいたので、いかに美術展に行くのが自分にとっての癒しになっていたか気づいた一年でした。特に後半。

今年は、

銀座エルメスでやっていたこれ

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しかし、ソニービルがないおかげで、エルメスのビルの全景が遠目にも見えて美しくて良いですね、数寄屋橋交差点。 

 

お伊勢様お参りのついでに行った京都国立博物館。大きな特別展はやっていなかったのだけど、やっぱりいいですよ、建物もモダンで見やすいですし。

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もうちょっと源氏物語を勉強しておくべきだったかな。この後も、土佐光起近辺の絵巻物をいくつか見ましたし。

 

それからトーハクの(来訪直後くらいに中止になってしまってもったいなかった)『出雲と奈良』展。あの柱の展示は凄かった。

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貸し出し元になっている島根県立古代出雲歴史博物館は今年の4月から再開。機会があればぜひ足を運んでみてください。

 

ここからずっと見れなくて、やっと足を運んだのが、『桃山展』前期後期と2回行きました。

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カッコ良かったお茶碗の話を書こうとしてまだ書いていません……。

赤楽の『僧正』とか良かったのよん。

それから、前期にいって、後期に行く予定にしている、『琳派印象派

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後期は俵屋宗達風神雷神』が楽しみ。アーティゾン美術館は、自分のスマホで、作品解説を聞けること、作品の位置をbluetoothスマホに確認させることなんかが、新しくて良かったです。ガラスもMOA美術館ばりに、透明度が高く反射もあまり気になりませんでしたし。書いてないけど、通常展も良かったです。カンディンスキー以降の現代美術もいい感じですし。収集の癖が横浜美術館と似ているような気もするけれど。(横浜は横浜にゆかりがある人のも集めるぜと言っているが、アーティゾン美術館のポリシーはどうだったけな。読んでみなくちゃ)

本当は、『燕子花図屏風』をみに根津美術館に行きたかったけど、見損ねた。

感想にもちょっと書きましたが、金箔の静けさを感じた狩野派琳派展でした。

 

美術館でいうと

原美術館が終わってしまう(正式には移転してしまう)

アーティゾン美術館は初めて行けた。

東京都現代美術館は再オープンしたのだけど、行けてない(実はまだ一度も行っていない)

金沢21世紀美術館に、今年も行けなかった(計画までしたんだけどなあ)

というのが、今年の個人トピック。

COVID-19のせいで、特別展でも大混雑にならなくなったのは個人的には嬉しい。けど、経営的には苦しいんじゃないかなと心配。サブスクじゃないけど、年間会員などで定期収入があるとか、物販頑張るとか、トーハクがドラマの撮影に協力したように別で儲ける口を探すとか、なんかそういうのも含めて大事になるかも。

amazon prime大英博物館のドキュメンタリーがあって、どうやって寄付を募るかという話で激論を交わしていたのを思い出す。露出するのはいい、金が入るのはいい、でもそれで格を落としては何もならない、と館長が言っていたのが印象的だった。

予約はまだどうかなあとみている。旅行の時(アムステルダム 美術館とか)であれば予約してというのはいいんだけど、COVIDのようにある意味確約できないという場合、その予約行為に意味があるのかという疑問と、また、「あ、ちょっと時間があるから、ふらりと寄ってみよう」としたときに、予約というワンステップが入る煩わしさは、悪い面も感じる。

東京も新規感染者600-800名とかになっている。私はあまり自分の健康に自信を置いていないから、こういう時人混みには出たくない人なのです。