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見たものと、読んだもの

七尾ナナキ『異剣戦記ヴェルンディオ』(3巻まで。続刊中)

『Helck』の七尾ナナキ作品なので、最初の世界観がミクロ寄りに描かれるため、大きいところが読めないことはワクワクにつながるので、とても楽しみ。

表紙の通り、ファンタシー作品である。地球ではないどこか。亜人などが住み、魔術がある。

タイトルの異剣とは、一千人の敵を倒すことができる剣のこと。炎属性など、いろんな属性がある。しかもこれが大量にある、戦乱の世。この時代をどうやって生き延びていくのかと言うお話。(どうやって天下統一するか、と言う話ではない)

どうしても大河ドラマの前半は物語世界を描かないといけないので、話の筋としては踊り場的な感じで停滞感がでがちなのだが、兵站的な話や、小出しにされるキャラクターの描写によって、飽きさせない仕組みになっている。

物語の全貌が見え始めるには、あと数巻かかるのかな。