cafe de nimben

見たものと、読んだもの

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

村田沙耶香『コンビニ人間』(文藝春秋2016/9)

文の芸とはこういうことをいうのかと戦慄してしまった。 内容は、タイトルの通り「コンビニ人間」としかいいようがない。 コンビニ人間 作者: 村田沙耶香 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/07/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (8件) を見る

美術展、下半期、何に行こう?

前半戦振り返り。 前半といっても、今年1月1日から、8月14日現在まで。行ったのは少ないねぇ。 記事にしたのは、以下の3展。 nimben.hatenablog.com nimben.hatenablog.com nimben.hatenablog.com 実は春にルーブル美術館とオルセー美術館には行く機会…

森アーツセンターギャラリー『Louvre No.9 - 漫画、9番目の芸術』

サモトラケのニケがフィーチャーされているので、その時点で5億点です。 ルーブル美術館特別展として全国を巡回するのだが、まずは六本木アーツセンターギャラリーで公開中。東京では9月25日までなので、早めにどうぞ。 manga-9art.com さて。 ルーブル…

『シン・ゴジラ』の「ニッポン vs ゴジラ」考

時間との戦いをドライバーにして物語を駆動する物語として、ヤン・デ・ボン『スピード』(1994) がある。爆弾魔@デニス・ホッパー vs 正義の警官キアヌ・リーブスの名作だ。 スピード [Blu-ray] 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメン…

庵野秀明『シン・ゴジラ』2016(2回目) / 2D@IMAX

IMAXで見た。 ぼくは、4DXよりもIMAXのほうが好みだった。 でかい画面でみるのがサイコー 画面の大きさは正義 画面が大きいことと、音の解像度の高さ(と大きさ)。 ただ、もとは一般のものを変えたタイプのIMAXだったので、スクリーンの大きさは巨大とはい…

うめ『スティーブズ』5巻

こうやって読むと、スティーブ・ジョブズは、非常に魅力的なキャラクターだ。 元社員の話とか読むと、ただのクソ野郎にしかみえないときもあるのだが、このコミックで読むと「いやん、かっこいい王子様!」的な書き方で、暴君イケメンに翻弄されるヒロインと…

庵野秀明『シン・ゴジラ』2016

2016年のいま、日本人が映画館でみるべき映画。 サブタイトル通り、「日本対ゴジラ」であり「現実対虚構」の物語。 ゴジラシリーズの過去作、みてなくても大丈夫。現代日本に投げ込まれた異物を味わうだけなので、なるべく頭に事前情報を入れずにGo。 www.sh…