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見たものと、読んだもの

arts

2019年の美術展、なに見よう(和系編)

見たい順に。東寺が頭二つくらい抜けて、見たい見たい。 『国宝 東寺 空海と仏教曼荼羅』@東京国立博物館 (03/26-06/02) 『奇想の系譜 江戸絵画ミラクルワールド』@東京都美術館(02/09-04/07) 『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』@森アーツセンターギャラリー …

ソフィ カル ─ 限局性激痛 @原美術館

恋に破れてから、再生するまでの「ありふれた」話 www.haramuseum.or.jp 原美術館が2020年で閉館するというニュースがあったので、忘れる前に行きたいなと思ったのもあり、観に行った。 物語性がある、そして原美術館ならでは、という繊細な展示だったので、…

2019年の美術展、なに見よう? (西洋系)

私的期待第一位:2 x グスタフ・クリムト / Gustav Klimt 面白いことに、二つ同時期に来る。流石に『接吻』はきませんね、残念。 クリムトとシーレは、昨年2018年が没後100年。 ウイーン分離派と呼ばれる。 1. 『クリムト展 ウイーンと日本1900』@東京都美…

トランジとメメントモリ今昔とルーヴル美術館展

あけましておめでとうございます。 本件、調べが甘かったので、補足しようとしたら、「正月は冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」みたいになった。このため、新年一発目に投入w nimben.hatenablog.com #21 ブルボン公爵夫人、次いでブーローニュ…

2018年に行ってみた美術展トップ3

年始の見立てのものはほとんどカバーできたので、今年は大満足。 総論 今年は時間を作って、なるべく見てみる、という感じに敷居を低くした。行くと発見があるもので、質も量も楽しめた。 特に気にしていたのはキューレーションで、頭の中に色々補助線を引い…

薄井憲二バレエ・コレクション特別展 The Essence of Beauty バレエ 究極の美を求めて @そごう美術館

日本のコレクターがバレエの歴史を網羅するようなコレクションを持っているということの眼福。 牧阿佐美バレヱ団の強力な協力でチャイコフスキー三大バレエの衣装をまじかで見ることができたのも楽しかった。美しい。 www.sogo-seibu.jp 通常は阪急神戸線西…

Mouvement des Gilets jaunes

Mouvement des Gilets jaunes 直訳すると、movement of yellow vests。 Mouvement = Movementdes = ofGilests = vestsjaunes = yellow ツールドフランスで個人総合優勝の人が来ているイエロージャージは、マイヨジョーヌ (maillot jaune)ですね。英名は、Yel…

フィリップス・コレクション展 @三菱一号館美術館

概要 オールスターという感じで、同時代の名のある画家を中心に収集した感じ。今回来ているのは、一度は名前を聞いたことがあるような有名作家ばかり。 「全員巨匠」というのは、確かにその通りだった。 といっても、すごい大作、というよりも、こじんまりと…

生誕110年 東山魁夷展 @国立新美術館

唐招提寺の御影堂障壁画は必見。中にいるかのような見せ方。 これだけは撮影できた。本当はこれを背景にした自撮り用なんだろうけど。 kaii2018.exhn.jp 生誕110年 東山魁夷展|企画展|展覧会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO 以下引用部は、…

ルーベンス展−バロックの誕生 @国立西洋美術館

惹句は「バロックの誕生」というよりも「王の画家にして画家の王」という方が、展示会の内容をよく表しているのではないかと思う。 まあ、人間という動物の本能なのか、見上げるようなデカイ絵がどーんと鎮座しているとそれだけで敬虔な気持ちにもなります。…

フェルメール展 @上野の森美術館

フェルメールルームという概念はとても嬉しい。光量を落とした部屋に浮かび上がる8点のフェルメール。フェルメール作品は大きい訳ではないので、しっくりくる。希少性を考えると、かなり贅沢な作りなので、おすすめです。 フェルメール全制覇を目指す人は、 …

ワヤン・クリ @東京国立博物館 東洋館

ずっと前にバリに行った時に、とても気になっていたのが、ワヤン・クリだ。 www.tnm.jp なんでだろうね、この極彩色のデフォルメされた二次元の人形劇の人形に、とても心惹かれる。 www.tnm.jp www.tnm.jp

京都大報恩寺 快慶定慶のみほとけ @東京国立博物館 平成館

平成館の二階全部と思っていたら、半分はデュシャン展だったので、床面積的には小さい展示。(サントリー美術館くらい?) しかし、仏像は慶派の良い感じ。 www.tnm.jp www.tnm.jp 仏像だけじゃないけどね。 北野経王堂図扇面 室町時代・16世紀なんて、立体…

京都・醍醐寺 真言密教の宇宙@サントリー美術館

『阿・吽』から空海づいてる。醍醐寺は、空海の孫弟子の聖宝が開祖の真言密教のお寺。「醍醐の花見」の醍醐寺でもある。 構成は編年体っぽく、開山から年代別に流れていく。 展示替リストを見ると、九州国立博物館でほぼ同じ内容のものが2019年1月から3月に…

AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展 @21_21 DESIGN SIGHT

21_21 DESIGN SIGHTに初訪問。 Audio Architectureとは、以下の音楽を使って、ビジュアルデザインをいくつか見せていくというもの。 vimeo.com ※Vimeoでの公開が終了。おそらく展示会自体が終了したので。 見せ方が面白い。 広大な横長のスクリーンに一つの…

島根県立古代出雲歴史博物館

建築かっこいい。 https://www.izm.ed.jp/ 緑と一体となって、悪目立ちしないのが素晴らしい。 例によっていろんなところにウサギさんがいるので、探してみると良い。 古代出雲大社建築仮説が良い。 16丈を積極採用するかどうか? 5パターンの仮説模型 常設…

大観生誕150年記念 横山大観 VS 日本画の巨匠たち @足立美術館

とてもよかった。 www.adachi-museum.or.jp 足立美術館の創設者が、大観がすごく好きで、国内でも結構大観が集まっている美術館なのだそうだ。 これだけ一気に大観を見たのは初めて。 大観ってなんか、琳派っぽい。 尾形光琳 燕子花図屏風 By 尾形光琳 - Nez…

足立美術館 庭園

庭の中を歩くという贅沢はできなかったが、美術館の一階から360度、庭を見るというのはなかなか良い。 www.youtube.com 四季折々のポスターがあったが、近くにいたら2年有効6000円のチケットを買って、特に何もせず庭だけ見て生きていたい気がするほどであっ…

ミケランジェロと理想の身体 @国立西洋美術館

いうほどミケランジェロかとは思いましたが、白大理石の彫刻をギリシャ時代からルネッサンスまで一気通貫に見れたのはよかったです。 《ダヴィデ=アポロ》《若き洗礼者ヨハネ》というミケランジェロ彫刻を、ほとんど並べた感じで360度ぐるりと観れたのはよ…

没後50年 藤田嗣治天井画展 @迎賓館赤坂離宮

迎賓館がメイン。その中にある藤田の天井画をフィーチャーしました、という感じ。 藤田の絵 ん、これ天井画なの? というので混乱した。 あとで調べると、元はは銀座の洋菓子店「コロンバン」のために、フランスの各地方を6点1組として描いたもの。だからあ…

モネ それからの100年 @横浜美術館

モネはいくら引用されても、色褪せない。 引用は、モネのどこを見て、それを拡張するかにあるので、モネを中心としたマインドマップを見ている感じ。 どこをどう拡張したものを見るのが楽しいのかは、主観。補助線力が試される。 monet2018yokohama.jp オリ…

ルーヴル美術館展 肖像芸術 ―人は人をどう表現してきたか@国立新美術館

ルーヴル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか|企画展|展覧会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO 全体的にいうと、どう変わって来たのか、という変わり方への補助線が少なくて、単純に編年体的な並び方になって来たような気がする。…

建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの @森美術館

間が空いてしまったが、単純に行く機会がなかったからである。 www.mori.art.museum 実際に入れるものもあったりと、体験型アトラクションが多くて楽しかった。『レアンドロ・エメリッヒ展』でも『リー・ミンウェイとその関係展』 でもそうだったけど、森美…

横浜美術館コレクション展 @横浜美術館

Nude展の流れで。 横浜美術館コレクション展 2018年3月24日(土)-6月24日(日)「コレクションをつくる。未来へつなぐ―近年の収蔵品より」「人を描く―日本の絵画を中心に」 | 開催中の展覧会・予告 | 展覧会 | 横浜美術館 横浜美術館のコレクション基準…

ヌード 英国テート・コレクションより @横浜美術館

久々にテート式のキュレーションに翻弄されて面白かった。 artexhibition.jp ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより | 開催中の展覧会・予告 | 展覧会 | 横浜美術館 横浜美術館は凄く久しぶり。10年は行ってない。その時何を見たのかも、覚えていな…

マーグ画廊と20世紀の画家たち―美術雑誌『デリエール・ル・ミロワール』を中心に @国立西洋美術館

国立西洋美術館は超久しぶり。天井が高いし、絵もでかいし、引いて見るに最適。それなりに空いていたので、近づいたり遠くから全体を見たりと、いい感じで過ごせた。 ちょっと迷路っぽいので、順路を辿るのは面倒かも。そこは、流石に新しい国立新美術館に軍…

プラド美術館展 ベラスケスの絵画と栄光@国立西洋美術館

ベラスケス目当てで行ったが、それ以外も面白かった。 artexhibition.jp Las Meninas見てみたいなあ。プラド美術館に行かないと、かなー。 ちなみにオンラインでベラスケスを目で探すならこちら https://owlstand.com/roam/6ad2f894-70a2-4654-ab26-3f3c0aeb…

平成30年新指定国宝・重要文化財 @東京国立博物館

「名作誕生」からの流れで見に行きました。同じチケットで、追加料金なく拝見 www.tnm.jp 文化庁による理由づけと写真などは、こちらの報道資料参照のこと 報道発表 文 化 審 議 会 答 申 ~国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定について~ http://www.bunk…

日本の四季 近代絵画の巨匠たち @パナソニック汐留ミュージアム

その名の通り、日本近代絵画を春夏秋冬に分けて展示。そう大きくないミュージアムなのだけど、こじんまりとまとまっていてよかった。オフィスビルの中にあるので、一瞬戸惑ってしまうが。 トーハクの国宝『松林図屏風』をみた後だと、キービジュアルになって…

名作誕生 つながる日本美術 @東京国立博物館平成館

キューレーション萌えの私としては、とても満足でした。幸か不幸か空いていて自由に徘徊できたし。 meisaku2018.jp 先に読むか、あとで読むかは別として、公式ページの解説は充実しているので、ぜひご覧あれ。 今は悪食な感じで色々見てみたい。しかし、自分…