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見たものと、読んだもの

国立新美術館

クリスチャン・ボルダンスキー『Lifetime』@国立新美術館

お盆が近いせいか、死というか冷凍された過去を解凍するような展示会のように見えた。 この直後、塩田千春を見にいったのだが、なんとなく繋がっているような感じでよかった。死と不在と記憶。 どちらの作家さんも初見で、予備知識なし。 クリスチャン・ボル…

生誕110年 東山魁夷展 @国立新美術館

唐招提寺の御影堂障壁画は必見。中にいるかのような見せ方。 これだけは撮影できた。本当はこれを背景にした自撮り用なんだろうけど。 kaii2018.exhn.jp 生誕110年 東山魁夷展|企画展|展覧会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO 以下引用部は、…

ルーヴル美術館展 肖像芸術 ―人は人をどう表現してきたか@国立新美術館

ルーヴル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか|企画展|展覧会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO 全体的にいうと、どう変わって来たのか、という変わり方への補助線が少なくて、単純に編年体的な並び方になって来たような気がする。…

こいのぼりなう! 須藤玲子×アドリアン・ガルデール×齋藤精一によるインスタレーション @国立新美術館

こいのぼりの日! 白い鯉のぼりが、いろんな色をつけながら部屋を回遊し、黒くなってどこかに飛び去って行くというようなもの。世の汚さをつけたとか変な深読みはせず、いろんな色の鯉のぼりがいて楽しいな、と言う感じで楽しみました。 無料だし、鯉のぼり…

至上の印象派展 ビュールレ・コレクション (3/3) ファン・ゴッホなど @国立新美術館

そのほかで気に入ったのは、3点。 ファンゴッホ: 日没を背に種まく人 / The Sower with Setting Sun / 1888 By The Yorck Project: 10.000 Meisterwerke der Malerei. DVD-ROM, 2002. ISBN 3936122202. Distributed by DIRECTMEDIA Publishing GmbH., パブ…

至上の印象派展 ビュールレ・コレクション (2/3) モネ編 @国立新美術館

クロード・モネ『睡蓮の池、緑の反映』 / Les Nymphéas reflets vert, Claude Monet 名前の通り「緑の反映」で、水上の睡蓮の葉と、奥の森が写り込んだのか、透明で水面下が見えているのか、全ての緑がキレイで、安心します。 これだけは写真撮影が可能だっ…

至上の印象派展 ビュールレ・コレクション (1/3) ルノワール編 @国立新美術館

個人のコレクション。印象派を中心に、だけれど、同時代のものなどもあり。 「印象派」として見るならば、2016年のルノワール展というばけものがあるが、個人が自分の好みで集めているという意味で、面白かった。2020年にこのコレクションがスイスのチューリ…

国立新美術館開館10周年 ジャコメッティ展 @国立新美術館

ホムンクルスクリエーターとしてのジャコメッティ 作家の意図とは違うことは、館内の説明文でもわかるのだけれど、もうそのように見えてしまうものは、私一人の勝手な感想として以下を持ち続けることにする。 私にとっては、あれは泥人形なのだ。ホムンクル…

草間彌生『わが永遠の魂』国立新美術館

迫力。 kusama2017.jp キューレーションが音楽的。 サビ、イントロ、Aメロ、そしてサビ。 サビから入って、再びサビを観て終わる。滞留しようとすればいくらでも滞留できる感じの繰り返しがミニマリズム系で、キューレーション自体が草間的ともいえる、かな…

国立新美術館開館10周年 チェコ文化年事業 『ミュシャ展』@国立新美術館

おめあては、『スラブ叙事詩』の19点の作品群。ひとつの大きさが木造二階建ての一戸建ての大きさだと思えばいい。これは生の迫力をみるに限りますので、おすすめです。 www.mucha2017.jp ミュシャ展|企画展|展示会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER,…

シュルレアリスム展@国立新美術館(写真追加)

シュールリアリズムというか、シュルレアリスムというか、こいつは「わけのわからなさ」をつきつけて、見ている者のゆさぶられた感情自体を芸術とする、というものだとおもっていた。それがどうも違うらしい、ということがわかった。国立新美術館で開催され…