cafe de nimben

見たものと、読んだもの

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

小川一水『天冥の標』(てんめいのしるべ)早川書房/冥王斑

感想をどういう書き方にしようと悩んでいた。 10巻17冊の大河小説なので、いろんな切り方ができる。しかもダレ場というか無駄なところがなく、どれをどうとっても濃い。本当は相当書いて削っているんだろうなあという感じで、書こうと思ったらこの倍の外伝が…

チョン・ビョンギル『殺人の告白』2012韓国

10名の女性を殺し、時効となった事件の犯人が、それを告白する本を出してベストセラーに。彼の目的は何? というサスペンスアクション映画。色々な伏線とミスディレクションが駆使されつつ、迫力のある(まれに無駄にやりすぎ)アクションで、終わりまでノン…