cafe de nimben

見たものと、読んだもの

芸術は、不要不急か?

前日の記事を書くために『彼方のアストラ』を再読していた。この作品では、9名の少年少女が宇宙の果てに飛ばされて、宇宙船で帰ってくるお話なのだが、この閉じ込められ方は、ロックダウンに似ている。そこで皆が病気になって気力も尽きようとしているときに、歌の力で癒されるという描写がある。

 

スティーブン・キングも言っている

 If you think artists are useless, try to spend your quarantine without music, books, poems, movies, and paintings.

もし芸術家に価値がないと思うなら、この検疫/隔離を、音楽、本、詩、映画や絵画なしで過ごそうとしてみればいい。

 

少なくとも私にとっては、COVID-19の苛立ちを煽る様な報道などを見て自分で自分を苦しめるよりも、それから離れて芸術に触れることが、心の拠り所になっている。

 

実際の博物館や美術館に行けないのはちょっと辛いけど、楽しめるものを楽しんでいきたい。