cafe de nimben

見たものと、読んだもの

ゆうきまさみ『機動警察パトレイバー』(1988−94)

なぜかまともに読んだことがなかったのだが、きちんとよむとやっぱり面白い。

 

 やあ、後藤さんの名言はいろいろ引用されているから知っているのよ。なんといっても「みんなで幸せになろうよ

たぶん連載の最初の頃はリアルタイムで読んでいたとおもう。でも途中からの記憶がないので、なんかしらんが読み飛ばしていたんだね。

今見ると、「エヴァっぽい?」「シン・ゴジラっぽい?」みたいな感じで、逆に原点だったのかもしれないとおもうところがおおい。

しかもさ、これ、少年サンデーなんだよね。

このころのサンデーって『帯びをギュっとね』『スプリガン』『ラフ』『うしおととら』『名探偵コナン』『俺たちのフィールド』とかだから、黄金期だよね。

パソコン通信が電話でのダイアルアップってところ以外は、今の漫画と言われても違和感ないね。とくに、警察のお役所的な分掌範囲のところとか。

そういう意味で、青年誌のほうがよかったんじゃないかとおもうほどには大人の作品。

いやー、面白かった。