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見たものと、読んだもの

たかぎ七彦『アンゴルモア 元寇合戦記』

流人が、対馬で、元寇を迎え撃つ。

福岡の元寇については、蒙古襲来絵詞などを起点に学校でもおそわった。名乗りを上げているところに集団戦法で問答無用に数で押し包む蒙古軍。

だが、対馬のは私はまるでしらないので興味深い。

このお話が漫画である一番のメリットは、元寇の蒙古は、いろいろな国出身だというのが一目でわかることでしょう。
蒙古、高麗女真
対する日本側も、対馬、坂東のほか、安徳天皇を奉じ鎌倉幕府にまつろわぬ刀伊祓。

この多様性のなかで、各人がどのように動いていくのかという群像劇としてとても楽しい。

主人公のキャラクターに共通する匂いを感じるので、『皇国の守護者』が好きな方には是非。

皇国の守護者 (1) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 (1) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)