cafe de nimben

見たものと、読んだもの

2014年に気になった漫画

今年自分が読んだものだから、旧作も含まれますのよな3点

水城せとな失恋ショコラティエ

3巻まで期間限定無料でKindleで配っていて、フランス語がちょこっと書いてあって、チョコレートが好きで、という程度から入ったのだけど、おもしろかった。恋愛の暗黒面出まくり。それを悪い意味での昼ドラにならないようにコントロールしてあって素晴らしい。多分単行本的には来年最終巻がでるので楽しみ。


東村アキコ海月姫
能年玲奈で映画化されるとは聞いていたのだが、全然手が伸びなかったのだが。詳しくは過去に書いたのでこちらどうぞ。

草水敏&恵三朗『フラジャイル』
まだwikipeiaにも記載がない。月刊アフタヌーン連載中の、医療ドラマ。海堂尊の『チーム・バチスタの栄光』とはちょっと別の角度。病理医が主人公なんですけど、岸先生がかっこいいのよ。どっちかというと悪役の方が似合うキャラで。こちらにWeb版として第1話があるみたいなので、つべこべ言わず読むと幸せになれる。

昔から継続中な3点

幸村誠ヴィンランド・サガ
第15巻がでる。奴隷編がおわって、ここからが多分本編。sagaだからまだまだいくよ。

桜井画門『亜人』

亜人(5) (アフタヌーンKC)

亜人(5) (アフタヌーンKC)

第5巻がでる。いまだにどこにつれていかれるのかよくわからない。おかしい人(と亜人)しか出てこない。どう落とし前をつけるのかわからないまま読み進められるのは、とても気持ちいい。

平野耕太ドリフターズ

出ると思っていなかった第4巻が出た。数年待たされるかとおもっていたので、望外の喜び。前作の『ヘルシング』でもそうなのだけど、戦いを最前線の戦術的な無双で終わらせるのではなく、兵站をも含めた書き方をしているのがいいんよね。思考の枠があり、それをその架空の場所の当たり前と置き、その上で壊すという丁寧な書き方がステッキー。

来年も自分にない見方を提示してくれる、面白い漫画に出会えますように。