去年書いた記事なのだが、いまだにアクセスが多いのが、『
』。
インターステラーを昨年末に見に行ったのだけど、そのときにCMで流れていた詩が気になって調べたのだった。
英語だと、映画も小説もビジネス書だって、最初に何某かの引用がある。
Dylan Thomasを、寡聞にしてしらなかったのだが、知ることができてよかった。
詩の和訳にもちょっと苦しんだ。自力で全訳してみようかとおもったのだけど、いまひとつ理解できてない感じがして断念した。このため、第一段落だけに絞ってある。
詩の中では死にいくものが父だったが、この映画では地球(ふつうは「母なる地球」だけれど)がそれにあたる。「もがけ」と叫ぶのは最初は父に見立てた彼だったのだとおもうが、最終的には自分にであるところも、改変部分だとおもう。主人公の一人称が、微妙に人類の一人称に拡大される瞬間がありつつ、ただの娘の父という風情もあり、という多面 的な映画だ。
木星あたりから向こう側に行くのって、やっぱり『2001年宇宙の旅』オマージュだよなあと、再確認。