名作ですよね、これ。1977年1月連載開始か。スターウォーズがアメリカで5月にエピソード4が公開された年。
流石に今から見ると、色々古くは感じる。スーパーコンピュータがアナログな機械として描かれているしね。ただこれは、ESPとか宇宙戦とか当時の最先端だとは思うのだけど、技術を予言するための物語ではないからね。人の強さと弱さとが錯綜する、SFは最終的には神話になるんかね。
哀しいよねぇ。
ソルジャーブルーも、ソルジャーシンも、フィシスも、トォニィも、そして何より、キースも。
人からはどう見えているかは関係なく、自分が叶えたい思いがずっと叶えられない哀しさは、誰にもなんとも癒すことはできないので。
これって、ノスタルジーを未来に感じるというなんとも矛盾を感じる読後感。
実は、あのエピローグがわからないっちゃわからないんだけど。
トォニィの思いが世代を超えて記憶となって続いているんだろうか。
だといいなぁ。