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見たものと、読んだもの

お伊勢参り2019/ 熱田神宮に初訪問

名古屋で時間があったので、熱田神宮へ初訪問。

流石に草薙剣は見ることは叶いませんが。

名古屋駅からの移動

近鉄名古屋から、名鉄名古屋まで地下を歩いて5分程度。そこから急行などで2駅の神宮前駅下車。コインロッカーに荷物を預けて、徒歩で3分程度で熱田神宮東門へ。

大都市のど真ん中なのに、林があって神域になるというのは、東京の明治神宮と同じ感じ。森林はいい。

建物

熱田神宮は昭和20年 (1945年) に戦争で被災。戦後は2回再建、改修。

第1回目は、昭和30年(1955年)。再建の時、伊勢の内宮さんの建物が移築された。お伊勢さんとの結びつきも強いのね。直近の伊勢の式年遷宮は、第59回、昭和28年(1953年)。2年で解体、移動、組立だと、確かにちょうどハマる気がする。

第2回目は、2009年。耐震工事など。これが現在も使われている。

この辺り、参道にパネルで説明があるのでわかりやすい。

御祭神は、熱田大神天照大神)なので、内宮さんと一緒。本殿に和御霊、境内内の一之御前神社に荒御魂が祀られている。

しかし、都会のど真ん中に原生林があって神域になるというのは、素晴らしいね。

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熱田神宮本殿(伊勢の内宮の正宮と同じく、千木は外削ぎ)

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泰然自若の神々しいお鶏さま

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樹齢千年とも言われる大楠

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別のご神木(椿を載っけたのは私ではありません)

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1560年に織田信長から寄進された信長塀

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春は梅!

(梅と神社だと、道真公っぽくなりますな)

宝物館の刀と、徳川慶喜の書

宝物館も面白かった。刀剣は、備前長船系のものがたくさんありましたので、ご興味ある方はぜひ。2mはあろうかという太郎太刀? 次郎太刀? は、圧巻でした。あれ、実戦で使ったとは思えないほど長い。調べようとすると、ゲーム「刀剣乱舞」のキャラにもなっているせいか、それ系のブログがたくさん見つかる。愛されているのね。

徳川慶喜の「明鏡止水」という掛け軸あり。行書に近い感じだが、ちょっとトメハネがねじれていて面白かった。書というよりグラフィックな感じがちょっとするので。

 

蓬莱と楊貴妃伝説

しかし、楊貴妃伝説/蓬莱が熱田神宮と関わるというのは知らなかった。

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「こころの小径」のキャプション

夢枕獏『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』みたいなやつで、空海玄宗皇帝、楊貴妃熱田神宮を合わせた伝奇小説あったりしないかなw

沙門空海唐の国にて鬼と宴す全4巻セット

沙門空海唐の国にて鬼と宴す全4巻セット

 

ひつまぶし

なお、この後、名鉄のまるやで、ひつまぶしをいただく。前日にもうなぎを食しているので、意図せずうなぎ旅になってしまった。

塩気の多いカリカリ仕上げで、ワサビと大葉がよくあって美味でした。お出汁も美味しかった。

オススメの蓬莱屋には時間が合わなかったのは残念。

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ひつまぶし