キャンプの焚き火用薪割りのために、手斧を買った。
ナイフでバトニングも楽しいのだが、薪で叩くところ、あまり上達しなくて。道具に頼ろうかと。鉈で割ったこともあるのだが、かなり全力で打つことになり、いやー、鉈は鉈なので、薪割りには向かないな、と思った。
これを解決するには、斧しかなかろう、と。
今回の私の手斧選定のポイント5つ
実用性ポイント1:斧としての実用性
斧として、広葉樹針葉樹問わず割りやすいという実用性があること。
- このため、ヘッドの重さはそれなりに欲しい。
斧は、力で割るんではなく、ヘッドの自由落下で落とすもの。軽いと逆に力が入ってブレる。ブレると、最悪の場合、内股の動脈を切ったり、つま先を切ったりして大変なことになります。 - また、割りやすいように、薪割り用に特化したものが良い。
薪割りに適しているのもはヘッドが厚くて、薪を割るというよりも、割くもの。鉈の場合は振り回しやすいようにある程度ヘッドが薄いほうがいい。鉈として併用利用するとなるとヘッドの厚みを妥協せざるを得ない。まあ、ブッシュクラフトする予定はないので、鉈的な使い方ができなくても、問題なかろう。
実用性ポイント2: 片手斧であること
軽いのは正義。現場へ持ち運びしやすいし、現場での取り回しも良い。
両手斧だと、かなり大きい薪でも割れる割れるメリットはあるが、嵩張るし重いしと、持ち運びに不便。キャンプ場の薪はそこまで太くないので、あくまで片手斧の範疇で足りると考えている。
移動時は、きちんとリュックの奥にしまって、すぐに取り出せるようには「しない」こと。両手斧だと、これは無理でしょうな。
実用性ポイント3: 値段が、10,000円未満であること。
いきなり高くて失敗するのも、安いものを使いこなせなくて斧自体に絶望するのも、どっちも嫌なので、まずはそれなりのもの。
ロマン枠ポイント1:柄が木であり、育てることができるもの。
もちろん、実用性を考えると、木でなく、軽く、グリップが効きやすいものもたくさんあるのだが、ロマン枠として、ここは譲れない。
ロマン枠ポイント2: かっこいいこと。
これは主観なので、異論は認めない。
最終候補
いろいろ調べて、見た目ではFISKARS Nordenシリーズが一番気に入った。
特にかっこよさ。このヘッドがスッとしたところとか、柄の先の引っ掛けるところのRとか、超絶美しくない?
ちなみに、価格もお手頃で評価が高いXシリーズは、いろんなところで売っているんだけど、柄が木じゃないんで、候補外。
Nordenシリーズは、あまり売っているところがない。海外から輸入とかになっちゃう。このため、納期不明、値段も高い、ということで今回の候補から外れる。いつかは使ってみたい。せめて手に持ってみたい。断腸。
選んだのは、Husqvarna YANKEE.
ヘッドが700g, 全体で1kg。ちょっと重めだが、持っていけない重さではない。最初から斧の刃のカバー(シース)も付いている。ハンドルは、ヒッコリーという木材。Husqvarnaのロゴが焼印してある。ヘッドにもついてる。
ユーザーも多いので、知見を収集しやすいというのも、初めて買う時に有用だなと思う。
Husqvarnaのロゴがかわいくて好き、というミーハーな推しポイントもある。
手入れについては、これも悩んだので、別途記事にする予定。