歌舞伎の三味線と長唄、そして劇団☆新感線のヘビーメタルが融合して違和感がないというのは、とても素晴らしかった。
また、歌舞伎役者の和服の装いのかっこよさ、裾捌きの美しさと、なんといってもその体幹の強さは、見ていて惚れ惚れとするものだった。
ライはlieで嘘。嘘で、のしあがる悪役の物語。
源頼光の四天王といえば、坂田金時(キンタ)、渡辺綱(ツナ)、碓井貞光(サダミツ)、卜部季武(ウラベ)。

月岡芳年 - 国立国会図書館デジタルコレクション:永続的識別子 1310286, パブリック・ドメイン, リンクによる
エイアン国は平安朝、オーエ国シュテン党は大江山。となると、鬼退治の話かと思えば、お話はシェークスピアの『マクベス』と『リチャード3世』。
嘘で成り上がるライの栄枯盛衰。
2007年の劇団☆新感線。主演は市川染五郎、現、松本幸四郎。とはいえ演者は基本が役者陣。
しかし、今回の歌舞伎next版は、演者がみんな歌舞伎役者。女性は出てこず、女形が行う。
これが歌舞伎としてとてもよかった。花道ならではの演出も、素敵だった。
私が見た会は、尾上松也主演だった。これが悪役ハマるのよ。

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個人的にはマダレ役の市川猿弥がとてもよかった。
博多にも見に行きたいくらいの、良い作品であった。
