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『浦沢直樹の漫勉』集中再放送(Eテレ)

むかし一度でも漫画家をめざしたことがあるひとにオススメです

www.nhk.or.jp

 

技法については語る言葉をもたないので、ただ映像を見てWebの未公開文書を読んでくださいね、としか言えない。ただ、素人であっても「ここまでするのか」感には圧倒される。

Webで動画も残してくれているというのは、ほんとうによいし、ありがたい。

各漫画家について

浦沢直樹の「一漫画家一ジャンル」という言葉が定点カメラによって実測された感じ。

東村アキコってもっと適当なひとだとおもっていたが、思ったよりも細かったところ、藤田和日郎が悩みながら描くところはわりと予想していたが、あんなに顔を描き直すのか、というところ、浅野いにおの際限のない細かい作業、なんといってもさいとう・たかをは、目以外も描いているところが見えたのは、それぞれにおもしろかった。みんな自分の作品をよくすることについて貪欲だ。大御所だからべつに手を抜けばいいやという感じが全然なかった。

電子書籍について

しかし、未公開部分にかなり触れられているのだが、わりと電子書籍についてどう対応すればよいのか、おっかなびっくりなところがあるようで。

「演技をつける」のを、現在の紙のフォーマットでやっているので、スワイプや部分拡大自由自在、上下スクロールなどの電子書籍化によって初めて発生する文法がでてきたときに、どうなるのかについて試行錯誤しているところ、なんだね。べつに、今のがベストだから変える必要がないとおもっているわけじゃないということがわかっておもしろかった。

漫画は現代エンターテインメントなので、時流に乗らないとどうにもならないというものだから、そりゃ気になるよなあとおもう。実際私も、保管場所の関係から、なるべく紙で読みたいのだが、所有は電子になりつつある。家に図書室を設けられればいいんだけど、それはなかなかむずかしいからね。

いずれにしても、2016年3月予定の次のシーズン、楽しみです。