cafe de nimben

見たものと、読んだもの

2014総集編/ french

今年の四月からフランス語の勉強を始めた。

動機とその達成度:○

邪な、主たる理由

動機は、フランス語というよりも、頭の中が仕事モードからまったく切り替わらず、24時間戦えますか状態なのを改善したい、というもの。だって、寝ても覚めてもそういう状態だから、そこに休み時間をつくったとしても、頭の中にどうしても浮かんでしまうでしょ?
だから、強制的に何かに集中せざるを得ない状態をつくるしかない、とおもった。

この目的は、かなりのところ達成できた。通勤退勤途中、特に早歩きをしながら、教材を聞き、答えるというのは、メールやSNSに邪魔されることもないので、最高の集中時間だといえる。
結果、頭の中を仕事外の何かで満たして、一旦区切りをつけるということには成功したのだった。

これに失敗したら、睡眠不足かなにかでぶっ倒れていたとおもうので、ほんとうによかった。

で、フランス語やって面白かったの?

おもしろかったですよ。でないと続かない。一番面白かったのは、単純に「通じる!」というもので、フランス語ならでは、というものではないです。

ただ、会社にネイティブがいるので、その人達と言葉を交わすことによって、より親近感が増したというのはあります。普段は、お互いに母国語でない英語を話すわけだから、どうしてもちょっとぎこちないし、場合によっては冷たくなる。それが、片言ながらもフランス語でこちらが話すことによって、近しい感じになるという効果はありました。

フランス語ならではのおもしろさは、前にも記事にかいたけれど、「頭が痛い」という表現に代表される、日本語とも英語ともちがう言い方ですかね。


フランス語の教材の選択:○

ピンズラー/Pimsleurは私にあう教材だった

先にあるように、私の勉強時間は通勤退勤途中、それも主に歩きながらだ。音声で完結するのはとてもありがたい。特に語学学習の初期段階は、ある程度わかるものを浴びるように聞いて、「なんとなくこちらが自然だな」と感じるのが大事だとおもう。だから、一文一文、聞き、繰り返し音読し、問いに答える、しかもあんまり考える間も無くとっさに口からでてくるようにする、というトレーニングという意味で、よくできている手法だと思う。

耳もそれなりに鍛えられる。フランス語の勉強を始めてから、「シェフ! 〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜」「最強のふたり」を見る機会を得たが、多少聞き取れる単語があって嬉しい。

欠点とその補完

もちろん欠点もある。文法が正直よくわからない。綴りもわからない。よって、書くことはできない。

おっさんなので物覚えがわるい。なんとなる丸覚えができても、使えるようにならない。使うなら、ある程度論理で理解したい。そうでないと応用がきかない。歩きながらでは、さすがに参考書をみながら、ということはできない。副読本があるわけでもない。変化どころか綴りがわからないから、仏日辞書を引けない。

これは、電車の中で辞書を引くことで多少補完している。
スマホに「プチロア4」という日仏仏日電子辞書を入れている。これで、意味をとってから、日仏訳をして、フランス語の綴りの原型を引っ張り出し、仏日訳で綴りと意味を確認している。

めんどくさいが、きちんとUnit4が耳で理解できてから、NHKでもやろうかなとおもっている。

なお、まじめにではないが、NHKのテレビでフランス語は、ちょいちょい見ている。スキットの部分はほとんどわからない。次の目標を、ぼんやりと見る感じ。

2015年の目標:仏検4or5級ないし、DELF A1/2

フランス語でビジネスをしたり、フランスで日常生活を送ることを考えていないので、フランス語がすごくしゃべれるレベルに到達することは目標としていない。
このため、仏検だとMaxで2級、DELFだとB1というのが最終地点。その手前までいけると十分かな、と。

(ビジネス外国語が必要だとすれば、それは英語の能力を上げたいと考えている)

試験勉強はいい目安になるとおもうので、UNIT4を完走したら、作戦を考えていきたい。年に2回しか試験がないので、のんびりいく。多分仏検5級かな。

ということで、来年も、少ない時間しか割けないけれど毎日、フランス語をやっていきたいなとおもいます。