怪獣映画を金かけて作りました。単純に面白かった!
この映画の脚本演出のコンセプトって、
- 見せたいアクションシーンがあって、それのかっこよさを絵で追求すること
- アクションシーンがうまく繋がるようにストーリーを組み立て、出しゃばらないようにバランスをとること
なんだろうな。
予告編など見ていてすごく違和感があったのは「なぜ二人で操縦しないといけないのか」で、この説明を冒頭のサマリーで納得させちゃうのよ。つまりね、
- 要らんシーンはできるだけ消す。
- わかる人が分かればいいものは、説明せずにチラリと映すだけにとどめる。
- みんなにわかってもらいたいものだけ、じっくり映す。
映画のリズムとスピード感を殺さない語り口はすばらしいね。
ストーリーは、みんな、怪獣と戦うことで、失っていたものを取り戻す話。
目的を敵を撃つことにフォーカスした、エヴァ実写版という感じもする。
アクションシーンですごいのは質感。きちんと重そうなんだよね。重いものが動くときって、絵で見ると鈍重そうに見えるのだけど、そこもうまいバランスで、スピード感を保っている。
頭を空っぽにして楽しむのが一番かな。ロケットパーンチ!
探すと、でるわでるわですね。愛されていますね、パシリム。