ある意味宣伝番組の「夢を叶える アンドゥトワ」であったまってからの、本編。
日本のバレエ団って、はずかしながら東京バレエ団、松山バレエ団と新国立劇場バレエ団しか、生で見たことがない気がする。まずは、こんなにもたくさんのバレエ団があることがすばらしい。
どれもよかったのだが、好きだったのは「未来のエトワールたち」と「モーツァルト・ア・ドゥ」です。
「未来のエトワールたち」は、ルグリプロデュースのやつで、完全に親モードでみてしまった。かわいい。失敗も悔し泣きもすべて愛おしいね。これがゴールでなく、スタートとしてバレエ人生がよい方向に加速するといいな。
「モーツァルト・ア・ドゥ」は、わたしの苦手なモダンで、その直前にダンサーインタビューがあったのだけど、木本さん大丈夫か、とかおもっていたらすごかった。
伸びやかで長い手足と、たくましい体幹で、重力って何という感覚をひさびさに味わった。特にストーリーもないのに引き込まれていった。モダンはストーリーがなく、「おれってこんな動きもできるんだぜすごいだろ」「だから何?」という感じで見てしまうことが多いのだが、いや、なんだろうね、自分の中の線引きがよくわからなくなる。そこが楽しいのだけれど。