緑豊かな春日大社で癒される

空気感が伊勢神宮にとても近く、巨木原始林が醸し出す神域の濃さにノックアウトされた

 

水谷神社ルートで御本殿へ

東大寺経由で春日大社に行ったため、一の鳥居からという王道ではない入り方をした。

若草山>水谷神社>一言主神社>総宮神社>桂昌殿>御本殿の順である。

世界遺産 春日大社 公式ホームページ/境内のご案内/御本殿から水谷神社

若草山からコンクリートの階段を降りてくると、一本の道路に出会う。

道路を渡り、橋を渡ったところから、春日大社の敷地だ。入った途端に、何かある、という気持ちになる。

伊勢の外宮の敷地に入った時にも感じたあの感覚。原始林による森林浴効果という人もいるだろうし、神の存在と捉える人もいるだろう。そういう強烈な場である。

最初の摂社は水谷神社。みず「たに」ではなく、みず「や」と読む。

境内からイブキの巨木が生えている。高さ12.5m、直径6.55m。外側はイブキなのだが、内がうろになっており、うろの部分からスギが生えている。圧倒的な大きさで、巨木ラバーの私としては、手をかざしてハグをするのである。

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雨を吸って生き生きとしている苔と新緑が魅力的。

色々体の不調があるので、病気平癒を願う。ここはもともと牛頭天王を祀ってある神社なのだ。

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階段を上って道なりに右に曲がるったところ。左右に奉納された灯篭がある。いずれも苔むしており、長い年月を感じる。左の林は神域なので、人の手が入っていない原始林である。

そこから一言主神社、総宮神社、桂昌殿、酒殿・竃殿をへて、西回廊から慶賀門をへて、御本殿へとお参りする。参道ではずっと、なんかやばい、なんか穢れが落ちていく感じとかなんとかつぶやいていた気がする。

御本殿と特別参拝

世界遺産 春日大社 公式ホームページ/境内のご案内/御本殿(回廊内)

知らなかったのだが、慶賀門は、古来の正式な参入門だそうだ。というのも、ここからは御蓋山を真正面に見て本殿に入ることになるから。ひゃー、そのような流れに乗っている感じですね。

残念ながら藤の季節はほぼ終わっており、中庭にある砂ずりの藤と言われる藤棚は、もうほとんど散りかけていた。絵馬は神鹿にちなんでの鹿の顔の形をしているのがかわゆい。

式年造替が終わった後の特別拝観が可能で、御廊から中に入っていく。塗りたての朱色が美しい。

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年始の春日大社展で予習済みだ。

 

nimben.hatenablog.com

 階段を上ると、結婚式をやっていた。めでたい。こういうところで結婚式って素直に羨ましい。

直江兼続が奉納した燈篭など脇目で見つつ、御廊を進む。影向門から一旦外に出て、東回廊から、御蓋山浮雲峰遥拝所へ。

御蓋山は、鹿島神宮からわざわざ武甕槌命様にお越しいただいた場所で、御神体である。白鹿に乗っていらしたので、鹿は神鹿であるし、建物は御蓋山を削らずに建っている。

遥拝所から御蓋山を見ると、御神域なので、原始林以外のなにも見えない。個人的には三輪神社に馴染みがあるので、山自体が御神体という発想には慣れている。そこに大きな仏像や十字架やメッカへの方向を示すくぼみがあるわけでもなく、という場所からお参りするというのは、宗教観的に理解できるのかどうかわからないが、たくさんの外国人観光客とともにお参りする。

逆ルートを通って、今度は中門を越えて、後殿参拝所から本殿にお参り。中門のところからじっくり見たかったが、結婚式だったので、もちろんそちらを優先してもらう。

本殿は、中には入れないのだが、春日大社展で予習してあるので、あれだあれがそこにあるのか、と思いながらお参り。

近くの摂社の八雷神社は電気関係の会社がスポンサーされていて、さすがという感じ。

万燈篭再現を藤浪之屋でやっていて、真っ暗な中に灯っている燈篭を見るのはちょっと怖いけれど美しかった。春日大社展で見たやつもこの中にあるのかしらね。

灯篭は経年変化で薄い緑色から真っ黒まで色々あって、その色々に、それぞれの願い事があるんだなあと思うと、祈るという行為に時代などないという感じをもつ。

若宮十五社参り

南門を出て、紀伊神社へ。若宮十五社参り。

世界遺産 春日大社 公式ホームページ/境内のご案内/若宮15社めぐり

本来は、夫婦大國社で受付が必要なのだが、それはしていないので、正式なお参りではないのですが。

御蓋山の奥の方を巡るので、空気の濃いところをずっと回る感じ。足元はちょっと緩いので、スニーカーがいいです。

ここから本殿に戻り、二の鳥居におり、馬止橋から東大寺ミュージアムへと、下界に降りていく感じ。

一の鳥居からの正規ルート

世界遺産 春日大社 公式ホームページ/境内のご案内/一之鳥居から御本殿

翌朝、一ノ鳥居から、伏鹿手水所>祓戸神社>二の鳥居>御本殿のルートでお参り。

前日は雨模様だったが、一転して晴れ。これはこれでまた違う感じのお顔を拝見した感じ。何度でも訪れたい心地よさがありました。

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多分この鹿もまた来いよと言っている。