cafe de nimben

見たものと、読んだもの

2015-01-01から1年間の記事一覧

サントリー美術館 「生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村」

若冲は数度しか、蕪村を、生で見るのは、たぶん初めて。 若冲は「動植綵絵」のイメージが強く、超精彩画家というイメージをもっていたのだが、まるっと覆されたのが痛快でおもしろかったのが最大の収穫。展覧会の見せ方の面白さサントリー美術館のみせかたは…

スピーチは、結果が全てで、目的と手段を混同してはならぬのだよ

外国語スピーチコンテストは、何で見られているのか。 基本的には、contents & deliveryという二本の柱がある。 話す内容と、話しぶり、ということだ。Deliveryは、控えめな演劇だとおもっているアクターのように派手に手足を動かして注目させるわけでもない…

時計の針を合わせるということ

時計の時刻がずれているのを放置するのがいやだ。どの時計の時は何分遅れというものを覚えていられないからだ。にもかかわらず、長い事、設定を合わせられていなかった。 色々なメーカーの時計を使っているため、時計の針の合わせ方がわからなくなったからだ…

元寇について調べてみたら、更新せねばならぬ知識もあることがわかった

まだwikipediaでしか読んでおらず、裏取りはしていかねばならんとしても。八幡愚童訓(はちまんぐどうくん)に書かれていることについて。 元寇についての資料として名高いらしいこの寺社縁起は、八幡さまの功徳を説いたものであるがゆえに、蒙古軍の強さを…

『問題のあるレストラン』最終回

TV

たぶん、叩きのめされたひとたちが、立ち上がるという物語なので、立ち上がったあとどうするのかというのはうまく描けないし描く必要もないということだったのだろうとおもった。だから立ち上がる時の話にもどってしまったのだろう。好みの問題だが、立ち上…

たかぎ七彦『アンゴルモア 元寇合戦記』

流人が、対馬で、元寇を迎え撃つ。アンゴルモア 元寇合戦記 (1) (カドカワコミックス・エース)作者: たかぎ七彦出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2015/02/07メディア: コミックこの商品を含むブログ (7件) を見る (角川コミックス・エース)" title…

gaccoに登録してみたが、もうちょっとデザイン工夫してほしい

気になったところは、情報デザインの洗練さ。 一番大事なのは、自分が選択した講義一覧にすぐにアクセスすることだとおもうのだ。迷子になったらマイページにもどれるのが私には一番楽なんだけど、たどり着くのが難しい。 二番目に大事なのは、自分が受けた…

宇宙という、来なかった未来

スペースシャトルの写真を見ると、来なかった未来に思いを馳せてしまう。宇宙戦艦ヤマトや機動戦士ガンダムを子供の時にみて育った。 アポロ計画は物心ついた時には終わっていた。金が続かないからという話を聞いて、戦争する金を宇宙に回すべきだと怒ってい…

スイッチバック的に

第25話近辺で、どうしても続かなくなる。ピンズラーのことなんだけど。 文法と単語の両方についていけていない。劣等生のような苦しさがある。 ような、じゃなくて、ついていけないのは事実なので、「劣等」とか自己卑下する前にがんばるしかないんだが。…

コンプライ>klipsch用イヤーパッド

klipschについてくるイヤーパッドは、前回と同じく自分の耳より小さかったため、案の定抜け落ちが発生。このため前回と同じく、コンプライのイヤーパッド(L)に換装。低反発ポリウレタンなので、少し潰して耳に入れ、じんわりとフィットするタイプ。遮音性も…

klipsch image X7i

nocs NS600をつかっていたのだが、1年たたずにケーブル断線の憂き目にあい、新しく購入。nocsは音も良かったし、なんといってもケーブルがケプラーだったからもっと保つと思ったのだが残念。Klipschはnocsの前につかっていた。モデルはimage S5i。ボタンが大…

万年筆の洗浄初体験

いい歳になってきたので、今年、自分への誕生日プレゼントとして万年筆を買った。 お手入れとして洗浄という工程があることを、物色している時に知った。 買った時にお手本も見せてもらった。 通常の水溶性のものは3ヶ月に一度の洗浄で良いのだが、私が買っ…

『ドラゴンタトゥーの女』2011米

上下巻の小説を一本の映画にまとめるのは、どうしても無理があるので、何をどこまで書くことにし、何を捨てるのかが大事。監督のデビッド・フィンチャーは、そのあたりがうまく、編集賞でオスカーを獲っている。原作がスウェーデンであり、映像として写し取…

問題のあるレストラン

TV

言葉にする強さと、絵にする強さがある。たま子(真木よう子)が、めんどくさがられながらも言葉にしていく様子。 公園で三人がシューベルトを聞く時の、少し解けていく表情。You、安田顕、吹越満は、期待通りではあるのだが、若手女優の二階堂ふみ、松岡茉…

根津美術館の予習

根津美術館について調べている。もちろん 「尾形光琳300年忌記念特別展 燕子花と紅白梅」についての下調べ。ブルーノート東京が近くにあったので、根津美術館の前は何度か通り過ぎたことがある。 とても素敵な入り口付近のファザードだった。収蔵物にも興味…

尾形光琳300年忌記念特別展「燕子花と紅白梅」MOA美術館

光琳アートと称し、尾形光琳300年忌を記念してMOA美術館で開催されている展示会。尾形光琳の『紅白梅図屛風』(MOA美術館)と『燕子花図屛風』(根津美術館)という国宝屏風画を対にしてみることができるという貴重なもの。 生で見るのは初めて。 対でみるもの…

kindle cloud reader vs kindle for mac で、後者に軍配をあげる

ようやくkindle for mac の日本語版がでたのでつかってみた。 app storeからではなく、amazonからダウンロードして利用することに注意。ネイティブアプリなので、操作感はkindle for mac のほうが好みだ。cloud版だと一々読み込みに時間がかかったりするので…

Every Frame a Painting で映画の秘密を知る

今敏についての解説がよかったので、他の動画も見てみた。Every Frame a Painiting黒沢の「悪い奴ほどよく眠る」の紹介や、ジャッキー・チェンの映画がなぜアクションコメディーとして成り立つのか、とてもわかりやすい。 1993年にやっていたフジテレビの深…

今敏を編集視点で見る

今敏の映画は、1度、目にすると、画面から目を外せなくなる。実写では不可能な、アニメ独特の「モーションピクチャー」がそこにあるからだ。 それがなぜかよくわからなかったが、以下のものをみるとその凄さがよくわかる。英語だけど、英語字幕にするよろし…

地道に裏をとる作業

とある記事から、「トランザクティブメモリー」というものを知った。 とはいっても本稿は「トランザクティブメモリー」を解説するのではなく、その記事から、オリジナルをたどるという作業をしてみるという、変化球である。なんで裏取りが必要かというと、引…

google翻訳iOSアプリで、オーラルと文字を補完する

ピンズラーの良いところでも悪いところでもあるのは、テキストが用意されていないこと。 オーディオブックでの悪いところは、発音した気になっているが、できているかフィードバックを受けられないこと。このふたつを、google翻訳アプリで解決する。 発音を…

ユーモアは通じないとおもって生きて行く

もちろん楽しいことは好きだ。楽しさを共有することも好きだ。冗談が通じる相手との取り留めもない馬鹿話は心がほぐれていく。だがそれは普遍的なものではないということを、肝に命じなければならない。多くのいじめは、「冗談だよ」「冗談の通じないやつ」…

あけおめ、ことよろ

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今年は、琳派を見に行く年にしていきたいと思っています。あとは、彫刻系ですが、何か入門コースがあるといいなあ。どうやら運慶快慶が好きなのがわかったので、日本はそちら系を攻めたい。海…