海軍パワー!
オランダ黄金期である17世紀を支えたのが海軍力。
この17世紀前後のオランダ史をざっくりまとめると。
16世紀、スペイン・ハプスブルク家で統治されていたネーデルラント。プロテスタントであるオラニエ公ウィレム1世が徐々に勢力を伸ばし、1578年に現在のオランダを実効支配するようになる。ウィレム1世は1584年に暗殺されるが、勢いは止まらず。
1596年にグリニッジ条約により、事実上ネーデルラント連邦共和国として、名目上、スペインからの独立を果たす。
1602年にオランダ東インド会社設立。ポルトガルから、香辛料を中心とした貿易の利権をダッシュし、オランダの港であるアムステルダムが世界の富を集める。
1648年に、12年の停戦やヨーロッパ中を巻き込んだ30年戦争を経て、スペインから公式に独立。
1688年の名誉革命で、オランダのウィレム3世がオランダ統領を兼ねたまま、ウィリアム3世としてイングランド王にも即位。これで、両方の王が一緒なので仲良くなりますが、逆にこの時の取り決めで、海軍力が、イギリス5に対してオランダ3と抑えられることになり、黄金期の終わりが始まる。
1780年には、総生産量でオランダがイギリスの後塵を拝するようになり、アメリカ独立戦争と同時期に第四次英蘭戦争が勃発、ついにイギリスに敗退し、海上帝国の覇権を譲ることになる。
最後は悲しいが、海軍パワー!
商船艦隊を守る、オランダ海軍。第一次英蘭戦争で組織された。
これは2.15という比較的大きな部屋なんですけど、海軍パワーすごかったんだよ、という誇りに満ちあふれていました。