cafe de nimben

見たものと、読んだもの

キャンプをしてみて、約一年経ったので、振り返る

今年はキャンプという新しい趣味を見つけたが、これからも続いていきそうだ。

機会があって色々なパターンを試した。

移動手段:徒歩、自動車。

宿泊:テント、ロッジ。

場所:海、川、山、林間。

天候:晴れ、曇り、強風。

今年の春から始めたばかりだから、雪キャンはないし、雨キャンもしたくないので、このバリエーションはないんだけれど。

1番の楽しみは、焚き火だなあ、というのが今の感想。

 

移動手段について

我が家には車がないので、必然的に徒歩(+公共交通機関)キャンプになる。

車キャンプの良さは、

荷物をたくさん持って行ける

公共交通機関の乗り継ぎを気にしなくて良いので、最大限時間を楽しめる

 

悪さは、

運転者は飲めない、眠れない

渋滞にハマると、トイレなど厳しいことがある

車が入れるキャンプ場を選ぶ必要がある

 

天候などによって、テントを複数持ってきていて、そこから選択するなんて贅沢が許されるのは、車だよねえ。

ツールームテントの中で薪ストーブをしていると、あれ、住めるじゃん、とか思うし。

 

徒歩キャンプの良さは、

行き帰りに飲める、眠れる

悪さは、

荷物は厳選する必要がある

乗り継ぎを気にする必要がある

駅やバス停から、平気で30分1時間、山道を歩く可能性が高い(設営前に疲れきる)

 

というところ。特に冬になると装備が重くなるから、徒歩だとかなり限定される。

だって、雨だと幕体はポリエステルより、ポリコットン(TC)の方がいいけど、TCは重いから、徒歩で持っていくのはなかなか辛い、みたいな。

テントも、ツールームなんて夢のまた夢で、山岳系の小さくて軽いテントを選ぶ必要がある。

焚き火台も、折りたたみ式一択だし、薪ストーブとなると厳しいし、薪なども現地調達以外はありえない。

移動のために、キャリーがあるスーツケースを持っていくと、山の砂利道でキャリーが痛みやすい。ポールが入らなかったりするので、別で持ったり、となるとバックパックも大容量のものが必要になる。

バックパックは、最初はデイバッグを使っていたのだけど、60L位のを買いました。便利だし、10kgは楽勝なんだけど、次の日、結構腰にくるので、正しい背負い方を研究しないとね。

ただ、こういう工夫をすること自体が楽しい、というものでもあるから、一概に徒歩キャンは辛いからやめたい、という気にはならない。

行き帰りにうたた寝したり、ビール飲んだりするのは、徒歩の特権。

 

パッキングについて

始まりは徒歩キャンなので、必然的にULなのだが、まだUltraには軽量化できていない。

衣類を持っていく量は、いまだに試行錯誤中

一番差があるのは、着替えをどうするか、というところ。
大体、一泊分の荷物が余計になる。

とはいえ、夏は着替えがないと、臭いし。冬は、着るものがなくなれば、凍えてしまうし。ということで、少しずつ減らせてはきたが、まだまだ多い。衣類は収納サイズを多く取るので、ここを減らせると、ロマン枠が増やせるのだが。

特に、観光+キャンプということにした場合、コインロッカーの有無が、キャンプ旅行の快適性を大きく左右する。

今年の夏に河口湖に行ったときは、バックパックから着替え済み衣類を取り出せずに背負って歩いていたので、帰った時にはものすごく臭くなっていた。汗もあって、重いしね。

寝袋は、バックパックに直接詰める

ダウン寝袋をコンプレッションバッグに入れずに、ダイレクトにバックパックに入れるのは、やってみて理由がわかった。バックパックの容量を最大限に使おうと思うと、隙間がなく詰めたい。ダイレクトに入れれば無駄な隙間を作らずに済むんだね。さすが先人の知恵。

クッカーは、スタッキングが命

クッカー(山歩きをしていたので、いまだにコッヘルと言いそうになる)は、スタッキングすることで、快適性がかなり上がる。もちろん、断捨離の法則と同じく、必要な分だけに絞った後の話。クッカーは金属製だから、寝袋や衣類と違って、押し込んでも潰れないからねぇ。

 

料理

料理の割り切り

料理がしたいときは、例えばマルチグリドルだったり、オリーブオイルだったりを持っていくが、しないと決めれば、持っていかないという思い切りが必要。

料理を削ったら何を食べるのか、だけど、手を抜くだけで食べないわけではない。コンビニ飯だったり、ナッツだけ、というのもありだし。(調理道具だけでなく、食材も結構重いので)

夜の山梨で、焚き火の炎を見ながら、当地限定の七賢生なまと、道の駅で買った糠漬けなんて、とても美味しかった。どっちかというと、蒸留酒の方が似合うと思っていたのだが、いい体験だった。

徒歩なので、液体系燃料は持っていけない。アルコール、ガソリン、灯油などを燃料とするランタンは持っていけない。灯はLED頼り。寒いところだと充電が切れるのが早いというから、冬キャンプに対してちょっと心配なのはそこら辺だね。

料理は、焚き火派? それともガス派?

料理は、焚き火でやりたかった。しかし、何度か行うと、これはかなり難しいことがわかった。

初めは強火で、途中から弱火、最後に強火で締める、というような細かい調整は、焚き火でも(そして熾火でも)行うことは難しい。

特に、炎が出ている段階だと、風の向きで火力が変わるから、そういうのは無理。

マルチグリドルは、底がちょっと厚めになっているので、熱さが一旦そこに溜まるから、熱のバッファができる。なので、調理しやすい。ノンスティック加工も便利。

なので、BBQなどの焼き網料理以外で行うのは革命的だったんだろうなあと思う。

ただ私は、焚き火を見ながらお酒を飲みたいので、料理をするならガスバーナーで、というのが好みになってきた。細かい火力調節もできるしね。

あと、無水鍋系は、火力の揺れに強いから、いいかも。ストウブとかル・クルーゼとか。ダッチオーブンもいいねぇ。私は重いから持っていけないけどさ。

暑さ対策

暑さは、ある意味どうしようもない。クーラーという選択肢がないので。

できることは、風を通す。扇風機などで風を作る、暗いかな。

衣類だと、速乾、透湿系のものを着て、気化熱に頼るとか。ただ、こういう素材は化繊なので、焚き火の時に火の粉が飛ぶとツライ。そこは天然素材がいいので、使い分け必須。

寒さ対策

着込めばなんとかなる(場所もある)。一番びっくりしたのは、地面からの冷気。床冷房とでも言おうか。地べたスタイルの時は、R値が高いマットが必須。できれば椅子。椅子も、メッシュだと、特に腰がめっちゃ冷えるから、布などで保温できるようにしないとあきません。

あとは、ダウンなどを着込むしかない。

これも、焚き火に注意。難燃の布でできたダウンジャケットとか、もちろん存在するのだが、値段が高いから、工夫が必要。私は、ユニクロのULダウンジャケットの上に、難燃ジャケットを羽織るなどしてます。

薪ストーブの暖かさを知ると、欲しくなる。円安もあって、結構いいお値段になるんよね、分解できる系のチタン製品は。

寝る時も、ハイコットが必要だと思うんよねえ。もちろん、最低気温によるんだけど。ハイコットは重いから、かなり悩むところ。

 

などなど。経験をすると、やはり本を読んだりYouTubeを見るよりも、深く刺さるねぇ。これからも、楽しく続けていきますわ。

 

nimben.hatenablog.com

 

nimben.hatenablog.com

 

 

 

千葉県東浪見 campsite TORAMI での林間キャンプ

大満足のChill Chill お泊まりキャンプでした

all green!

今回のキャンプの目的は、以下の三つ。

  1. 自然の中で、ゆっくりする
  2. Ichiro's Maltを飲む
  3. 焚き火台、ピコグリルを試す

 

今回宿泊したキャンプ地は、Campsite Torami

campsite TORAMI

古民家キャンプ場


www.campsite-torami.com

 

予約は、定番の予約サイト【なっぷ】にて。

CampsiteTORAMI | 日本最大級のキャンプ場検索・予約サイト【なっぷ】

 

キャンプ地選定の理由3つ

徒歩キャンプ好適場所である、最寄駅から徒歩1分程度という近さ

Ichiro's Maltが飲めるBar併設

10年ぶりくらいに訪れる房総地域で、プチ異世界気分

 

場所

場所は、ターミナル駅である上総一ノ宮駅から、外房線のローカル線で駅一つの東浪見(とらみ)駅。東京からなら、京葉線東京駅から、快速、通勤快速ないし特急わかしおで、上総一ノ宮駅に出て、乗り換えるだけなので、とても良い。上総一ノ宮駅での乗り換えも、同じホームの島の向かい側にいくだけ。ただし、外房線ローカルは2両編成なので、斜めに走る必要があるかもしれない。大体3分くらいの乗換タイムが組んであることが多い。もし時間があれば、上総一ノ宮駅名物の、サーフボードを背もたれにした椅子に座るといいかも。

サーフィンだぜ

Bar併設。しかもリストが渋い

11:00-23:00で通し営業をしているBarがある。キャンプ地の受付でもある。

Campsite TORAMI

このページの下部にある、リストが渋い。

ウイスキーのリストがアイラから始まるし。イタリアにはグラッパがあるのに、モルトウイスキーもあるの? おお、なかなか買おうとしても市場にないIchiro's Maltがある!

などと、短いながらも癖の強いリストにノックアウトされる。

Ichiro's Maltは、5−6年前かな、外国人のウイスキー好きの同僚から聞いた。日本のウイスキーが海外にも知られているのかというのと、サントリーやニッカというところ以外にウイスキーを作っているところがあるのを、そもそも知らなかったりと、いちいち勉強になったのであった。が、飲んだことがない。これを機会に飲んでみたい!

 

房総地域でまったりしたい

房総、JRで言うと内房線外房線で行く地域は、あんまり行ったことがないので、異世界感がある。海も東京湾ではなく、太平洋だし、湘南じゃないけどサーフィンのメッカだし。知らなかったのだけど、東京オリンピックのサーフィンの会場だったんだね。

海を見るのが好きなので、海は見てみたかった。九十九里浜で乗馬をしたのは10年以上前だしねぇ。懐かしいねぇ。

 

準備と荷造り

今回のロマン枠は、焚き火とモーニングコーヒー(とIchiro's Malt) なので、持っていくものは、こんな感じになった。

ロマン枠:焚き火台

ピコグリル498のいい熾火
ロマン枠な理由

ロマン枠として、焚き火台を色々試す、と言うのが前回のキャンプから加わった。

焚き火台として所有しているのは、Captain Stag バーベキューコンロ (どうやら流通在庫のみで、もう廃盤みたいだが)。

これは、炭火でBBQをするには良いのだが、薪で焚き火をしようとすると小さすぎる。

前回、コールマンのファイヤディスクを利用したが、これが思ったより良かった。特に、ノコギリを持ち運びたくない私としては、40-50cmくらいの長さの薪をそのまま使える良さに感動したのだった。真上から見たら円形なので、コリオリの力で、小さい火災旋風で起こる様も美しかったし。

と言うことで、焚き火台を色々試してみる、と言うのが、ロマン枠の上位に来たのだった。

お試し:Picogrill/ピコグリル498

ついては今回、レンタルサイトから、picogrill 498を借りて試すことにした。

picogrillを選んだ理由は、徒歩キャンパーとして最重要課題であるUL。500g強なので、このサイズ感だと大体1kg切るぐらいの競合製品より圧倒的に軽い。また、薪をノコギリで切らずとも載せられる展開サイズ幅410mm。収納サイズが約A4で厚さが2cm程度。

と言うことで、カタログスペック的には、最初に試したいものだった。

キャンプ地ではこれのレンタルはないので、レンタルサイトから二泊三日で借りた。

モーニングコーヒー

前回は収納の問題で、コーヒーミルなどのコーヒーセットを入れられなかった。今回は、持っていく。(その代わり、マルチグリドルによる、現地での料理は止めた)

気温などの下調べとシュラフ

前回は山梨なので、標高が高く、気温も平野部の冬近くになることが予想された。

今回は房総なので、標高が低く、春の陽気と考えれば良いと考えていた。直前の予報も、最低気温が16度くらい。であれば、まだ底冷えがある可能性があるので、マットは必要としても、シュラフはナンガでは暑すぎると予想される。

このため、モンベルのシームレス ダウンハガー800 #3を持っていく。(徒歩キャンなので、収納サイズを考えると化繊ではなくダウンにしてしまう)

ここで、一つ調べ忘れがあるのだが、それは後々。

バックパック

今回は、スーツケース重すぎ&車輪が壊れかけ問題があるので、私はバックパックにした。Osprey Aether Plus 60L。

https://www.osprey.com/us/en/product/aether-trade-plus-60-AETHRPLS60F20.html

アルペンアウトドアーズで、色々相談に乗ってもらって購入。これ、なかなか優れもの。腰で荷重を持つタイプなので、肩は全く痛くならない。コンプレッションベルトがついているので、モーメントがあまりかからないように薄くできる。この辺りは、他のメーカーのものも一緒なので、実際に背中のサイズや紐などを調整してもらって、錘を入れて背負ってみて、どれが好みかを相談して決めるのがいいと思います。試着せずにポチると、機能の半分も活かせない可能性があるので。

あと、なんと言っても、アタックザックにもなる雨蓋がついていて、キャンプ地でウロウロするのに好適。

いざ出発:移動

座ろうぜ

徒歩キャンは、どうしても荷物が多い。また、大きなバックパックを背負ったままずっと立っていると、自分は体力を削られるので、現地で遊ぶ体力を温存したいのと、電車の中で通行の邪魔になる、と言う2点から、うまく座れるように、また、乗り換えが少なくなるように、予定を組みたい。

重いバックパックは、つけたり外したりするのに苦労する。ぎっくり腰にはなりたくないし。

私は、京葉線蘇我で乗り換えるのではなく、上総一ノ宮まで快速で一気に行けるルートにした。混んでない時間帯の、また、なるべく混んでいない車両を選んだため、うまく座ることができた。

車内出血

ちなみに、座るときに、荷物を網棚に載せるために上げようとしたところ、腰バンドが引っかかってうまく上がらず、無理やり入れたら、吊り革が跳ねて眉にぶつかり、出血をするという惨事に。吊り革のない、横から入れましょうね、バックパック

上総一ノ宮で乗り換え

乗り換えの時、荷物を抱えて、階段の上り下りをすると詰むなあと思っていた。乗り換え時間3分しかないし、なんか到着予定時間を5分くらい過ぎているし。

電車はきちんと、接続を合わせてくれていた。サーフィン系と思しき方も多かったので、何か大会があったのかな。国際色も豊かでした。

東浪見駅で降車

外房線、単線なのね。緑のトンネルを行く感じで、ファンタジックな気分。

降車する人は少なし。みんなどこに行くのだ? 木更津?

降りる時は、ボタンを押してドアを開けるタイプ。

降りて移動するにはいいホームだが、帰る時は歩道橋を上るのか、とちょっと心しないといけないスタイル。

無人駅なので、Suicaをポンと押して出る。

サイトに到着

駅を降りると戸建て街の生垣に囲まれるのだが、本当に1分くらいでついた。目印も必要なところに、目立つように置いてあるので、迷うことはなかった。

車輪付きケースでも大丈夫な、平らなアスファルト舗装。

ただし、一方通行でない1車線で、歩道も車道も狭いので、前後には要注意。

一軒家の庭に入る感じ。

入り口。一瞬、どなたかのお家ですか、感があるが、この看板ですぐわかる

サイト設営

林間サイト。オートサイトでもあるのだけれど、うちは徒歩なので、車分のスペースをたっぷり使える。奥に別のサイトもあるので、道は作っておく必要がある。そのサイトへは軽く上るので、真っ平らなところはない。また、大きな木下なので、ペグを打つときに根に当たる可能性もあるので、そういう目で場所選定をすると良い。土はあまり硬くないので、テント付属のペグで十分。場合によっては、靴で踏むだけでもペグダウンできる。

風は、海からと山からの両方あり、割と舞うので、入り口をどこにするのかは、そのとき次第ですね。

設営完了! 右は後のダイニングキッチンと、道のために空けてある

サプライズ

お隣のキャンプサイトで、長毛のリトリーバーを連れていた方がいた。そのわんこは、とても人懐っこい。こちらに来たので、ご主人のご了解の上、もふり倒した。甘えん坊で、毛はシャンプー仕立てかというくらい綺麗で、とてもかわいかった。犬をもふる機会はあまりなかったので、栄養補給ですね。幸せ。(よそ様のわんこなので、写真はないよ)

 

アクティビティ:東浪見海岸散歩

昼食と散歩のため、サイトを出る。隣に道の駅。お野菜中心。調理をするならいいところだと思うが、全般的に量が多く、二人だけだと荷が重い。車で家族だったら、持ち帰るといいんだけどなあ。

道中の海鮮丼のお店は行列が長かったので、断念。

ローソンに向かう。24時間営業であることを確認。何かあったらここにくればいい。ローソンで、明日の朝食用のパンなどを購入。

東浪見海岸へ。

途中には田んぼがある。苗代から植えたばかり。私は山の方の育ちだから、広々とした平野に田んぼがある風景を生で見るのは、育ったところとは違うため、興味深く感じる。

田んぼと、燃える男の赤いトラクター

地震の警告。1677年11月の延宝房総地震での津波で137名が亡くなっている


途中、なぜか消防車。今の所、キャンプに行くと消防車がいるんだけど、なぜだ。

東浪見海岸は、サーファーが多い。その手前の九十九里ビーチラインは、車の交通量がとても多い。サーファーブランドとそれと相性のいいブランドのお店も結構ある。アメリカン/メキシカンな感じで面白い。僕はサーフィンをしないが、する人にはたまらないんだろうねぇ。

堤防手前の砂浜。風紋が美しい

サーファーは歳も性別も関係なく楽しそう。砂の色が黒く変わるのも、また面白い。

巨大サンダルがアイコンのハンバーグ屋。サーフボードも多い

 

おやつ:ちまきとコーヒー

約6000歩くらい歩いたので、おやつ休憩。

コーヒーとちまきでChill

グランドシートも、ちまきも緑。林間サイトで上も横も緑。コーヒーにも緑が反射して、緑虫な感じで、ゆっくりリラックス。湿度も少ないので、快適そのもの。

焚き火など計画

さて戻ってきたのが1600くらい。日没が1820くらいなので、約90分をどう過ごすか計画する。

焚き火台の設置は必須。

薪は、針葉樹だった。そんなに長くは保たないだろうから、日没後に焚き火開始。

薪は、かなり薄く細いものが多かったので、薪割り不要。

ということで、焚き火台を設置してから、T's KitchenでIchiro's Maltをいただくことに。お腹に何か入れていかないと、酔って寝てしまうかもしれないので、日清の完全メシを食べる。

焚き火台を設置したので、完全メシ。何が完全かよくわからん(=「栄養バランスを考えるのが、めんどくせぇヤツら」というターゲットにピッタリな私)が、美味しかった。

ロマン枠:初Ichiro's Malt at T's Kitchen

ミズナラ

T's Kitchenは、古民家バーである。古い建物なのに、塗り直しと丁寧な掃除で、とても行き届いている感じ。

念願のIchiro's Maltをいただく。ミズナラ、ワインウッド、そして505。個人的には505が一番好きだな。もう終売だから、プレミアがついた流通在庫しかないけど。

505は、お店の人に無理を言って、キャンプサイトに持ち帰った。そりゃそうよ、焚き火を見ながら飲むためさ!

日没くらいまで、ここで楽しんだ。

さて、ロマン枠最後の、焚き火でChillだ!

ロマン枠:焚き火:picogrill 498

picogrill/ピコグリル 498

スイス製の焚き火台。「パチグリル」とまとめて呼称されるコピー製品が大量に生産されたことでも有名。それだけ、完成度が高くていい製品と言われているが、さて、試してみよう。

picogrill 498を初使い。もちろん、風防は忘れずに

組み立ては一瞬。迷うことはなかった。買ってきた薪も、鋸で短くする必要が無く、そのまま載せられる。今回は料理器具を持ってきていないが、調べると対荷重15kgなので、ダッチオーブンすら可能ということで、問題ない。

座面に、空気入れスリットがあるせいか、燃焼効率が良い。燃え残りがない。スリットがあるというデメリットで、灰が下に落ちるかなと思ったが、ほとんど落ちない。浅いV字の角度とスリットの大きさとバランスが、きっと絶妙なんだろうね。

お気に入り。徒歩キャンプ購入としては、今のところ第一位。(徒歩しばりを外すと、前回使ったコールマンファイアディスクもいい。灰は、そのまま持っていって捨てればいいという楽さがある。ただ、重いので、徒歩には無理)

焚き火の炎の照り返し

なお、コピー元になったベストセラーモデルは398。その後に出たのが、この498。

あとで調べてみると、焚き火を置くところの面積が498の方が広く、特に長い薪を置くのに苦労がないところがいいっぽい。確かにそんな感じだった。

しかし、焚き火は、ずっと火を見て育てて、ぼそっと話して、ウイスキー飲んで、という生産性のあることは全くやっていないが、楽しい。楽しさも、ワイワイキャッキャとは違う、自然の中に溶け込む感じがいいねぇ。Chill Chill。

両隣のキャンプサイトには、もちろん人がいるので、話し声も聞こえてくるのだが、それもまた自然の一つよね、という感じで、気にならなかった。

2100の消灯時間まで焚き火をして、完全に燃え尽きたことを確認して、就寝。

 

夜と朝と帰宅

夜の突風

夜中、いきなり突風で目覚めること数度。とはいえ、長いわけではないので、テントは倒壊しなかったが。海からなんだろうなあ。

朝の涼やかさ

ホトトギスが鳴いている。練習不足なやつは歌が下手と聞くが、みんな上手だ。サラウンドで聞こえるし、声も腹から出ているようないい声だ。気持ちいい。早朝? 未明?に起こされたが、問題ない。

天気も保ったので、爽やかな朝日。6:00くらいに起床。

すでに、日差しが強い。UV必須やね。(それでも焼けていた)

モーニングコーヒーは、今回のロマン枠の手で挽くやつ。ホットサンドといただく。

ホットサンドの他に、目玉焼きを生パンに挟んでいただくが、強く挟みすぎて、黄身が飛び散らかったのは、ご愛嬌。

帰宅計画

上総一ノ宮からダイレクトで東京まで行くものは、11:30くらいに東浪見を出るものしかない。1時間に一本くらいは東京に行く便はあるが、それは蘇我乗り換え。荷物も多いので、ダイレクトに帰れるやつにする。キャンプ地は11:00がチェックアウトなので、二人で、ホトトギスを聴いたり、テントをたたんだりして、まったりと過ごす。

バックパックに再び詰めるのは、それなりに大変だったが、キニシナイ。

撤収時は、サイトのお掃除。来た時よりも美しく!

ペグの外し残しはないか、自分のゴミが風で飛んでいっていないか、逆に他から来たゴミは回収。

多くのキャンプ地がそうだが、ここもゴミは持ち帰る(有償引取りオプションなし)。

綺麗にして、ペグ跡も踏んで整地して、帰る。天気がずっと良くて、よかったー。

 

まとめ

天候に恵まれ、大自然の中でChillできた。いいキャンプ場だった。

ロマン枠である、Ichiro's Malt、焚き火 (Picogrill 498)、モーニングコーヒーを全て達成し、楽しんだ。

バックパックが優秀で、とても役に立った。

 

なお、湿度が低かったので、汗かき着替え分が、無駄な荷物になった。気温だけでなく、湿度予報も確認するの、だいじ。

 

僕らはキャンプ初心者なので、ロマン枠が色々ある。ロマン枠を作って、それをテーマにして、優先順位を高くして、達成していく楽しみを、まずは持っていこうと思います。上級者になれば、ただ行くだけで楽しくなるのか、あるいはいろんなロマン枠がこれからも出てくるのか。どうなるかも含めて、楽しんで経験を積んでいきたいと思います。

 

 

初めてのお泊まりキャンプ

徒歩キャンで、山梨県のキャンプ場に、お泊まり。最高でした。

新緑!

 

 

 

泊まった場所

泊まったのは、PONDキャンプ場。

www.komorebi-pondcamp.com

道の駅はくしゅうから、徒歩で30分くらい、坂を上がったところにある、小さなキャンプ場。

はくしゅうは、サントリーの白州蒸溜所のある、あの山梨県北杜市白州町。空気も水も美味しかった。

大好きな日本酒の七賢を作っている山梨銘醸も白州にある。

www.sake-shichiken.co.jp

 

選んだ理由

は、

ご家族、カップル、デュオキャンプ、ソロキャンプ限定! 

森の中で静かなキャンプをお愉しみください

というコンセプトから。

なんかあったら、ガンガン注意しにいくので、遠慮なく言ってください、という、とにかく静かに過ごすためのキャンプ場。

ワイワイも嫌いではないのだが、今はそういう気分ではないので、落ち着いた感じの初キャンプにしたかったです。

 

準備

初のお泊まりキャンプなので、持ち物選びは難航した。

徒歩だから持てる量に限りがある。必須のものは決まるとして、「念の為」をどこまでとるのかは、初キャンプの身としては、削っていいのか悪いのか、判断が難しい。

必須のものを決める=コンセプトを決める

焚き火セット:デイキャンプでは焚き火デビューしているのだが、夜暗くなってから焚き火がしたいというのは、今回の大きな理由なので外せない。

料理セット:その焚き火で料理がしたいので、マルチグリドル、コッヘル、バーナーなどは欠かせない。軽量化のために、食材は道の駅で購入。

睡眠系:テント、寝袋は外せない。ただ、朝、どれくらい冷えるのか感覚がよくわからなかった。グランドシート、インフレーターマット、寝袋は必須として、電気毛布をどうするか、最後まで迷った。入れることにした。暑いのは、寝袋をはだければいいが、寒いのは着こんでも寒い。風邪をひいては意味がないので。テントは小さいので、コットは入らないから、最初から候補から外れている。

あとは天気予報と睨めっこ。特に、最低気温と雨。前週まで雨予報だったが、ギリギリで雨予報が回避されたので、えいやっと雨具系はほとんど外す。

パッキング

道の駅からは、なだらかな上り坂だとわかっていたので、海外出張にずっと使っていたスーツケースを持っていくことにした。もう20年モノなので、壊れても惜しくないし、丈夫。特にホイールが大きくて安定しているし、多少の雨もへっちゃら。

DODのキャンパーのコロコーロほど長くはないので、大きいテントのポールはギリギリ入らないのが玉に瑕。

このスーツケースに、ナンガの寝袋や、焚き火台、焚き火風防、薪割り斧や料理ナイフなど刃物系などすぐに手に取る必要がないものを入れる。(すぐ取り出せるところに刃物があると、職務質問されたりするとめんどくさいので)

自分の着替えは、自分のバックパックに入れる。シティ用なので、容量もそんなにないし、腰で持つタイプではない。背中と肩紐のクッションは大きめでいいのだが。

テント泊を考えると、ハイキング用の50L超えのバックパック欲しいなあ。

行程初日

家から、道の駅はくしゅうまで

当日は朝から快晴!

チェックインまで焦りたくないので、早めに道の駅について、併設のレストランで昼食をとって、一息ついてから余裕を持って歩いていくことから逆算。

朝二番のバスに乗って最寄駅、駅から乗り継いで、新宿。新宿から特急に乗って甲府甲府でローカル線で韮崎。韮崎からバス。特にバスは2時間に一本とかそういうレベルなので、余裕を持たねばえらいことになる。徒歩キャンパーの宿命である。

 

 

韮崎といえばサッカーよね

韮崎からのバスは面白かった。なんせ、地名に馴染みがない。韮崎から出るバスの最終目的地は下教来石下。読めん。「しもきょうらいし しも」と読む。地名にほとんど、上下がついていて、京都っぽい。

鶯色の鮮やかなバス

運賃表示は十円単位、というのは初めてだった

ほとんど貸切のまま、到着。

道の駅はくしゅうにて

稜線が綺麗

てっ!

道の駅はくしゅうで、ご飯を食べて買い物。

ここのお野菜がとても美味しそう。フランクフルトも豊富。お酒も、北杜市の七賢がメインだが、ワインも色々。一回見ておいて、食堂に。

食堂では、天丼をいただく。野菜の味が濃くて美味しい。

野菜うまうまな天丼。連れの残りも食べたので1.5杯いただきました。

ビールが欲しくなったが、我慢。

キャンプ場まで

食材を買ってから、長い道を上っていく。握力が死にそうである。アルプスの稜線がとてもくっきり見えて眼福。あんなに綺麗だったら、そりゃ「そこに山があるから」になるわなあ。

チェックインと、第一印象

小さいキャンプ場が散在しているので多少迷いそうになったが、なんとかチェックイン。とても親切なオーナーさん達で、「気が合わなかったら小さいキャンプ場だと即死」と思っていた懸念が払拭される。

すでに結構チェックインされている方もいる(もしかしたら連泊かもしれないが)

案内を受けた。なんと言ってもトイレが綺麗なのが嬉しい。10代の時の山小屋は、トイレ酷かったので、そういう恐怖感があった。払拭払拭。

テントサイトは、川縁。

木立の中にあり、川のせせらぎが気持ちが良い。

メゾネットのように、平らなところ、斜めのところ、平らなところ、という3つに分かれる構造。これだと確かに大きめのテントを張ると斜めるから難しいのがわかる。サイト自体は広いんだけどね。

サイト内デザインと、設営

ちょっと休んでからテントを張る。

休みだから地ビールを飲む。八ヶ岳 Green IPA/ Blue Pale Aleをいただく。

IPA/Pale Ale。木立にあうねぇ

道の駅で買ったのだけど、とても美味しかった。

 

テントは、隣のサイトと隣接する方に建てる。テントの横にグランドシートを敷いて、そこをリビングとする。テントはデイキャンプで張ったことがあるので、設営は特に問題なし。地面もそんなに硬くないので、付属のペグで問題なかった。風も木立のおかげか強くないので、ペグ打ちも最低限で済ませた。

寝室とリビング


反対側はサイトがなく、薪割り用の台もあったので、そちらを、オープンエアダイニングキッチンとする。

ダイニングキッチン。薪割り台はキャンプ地ので、大活躍。

焚き火準備

今回のメインイベントで、ここを選んだ理由の一つであるスウェーデントーチも設置。

小さい方にしたので、料理はできないが、純粋に焚き火として楽しむのだ。そのまま焚き火すると、下の方が木として燃え残るので、最後はうまく焼けるようなコツも教えていただいた。とても親切なことに、コールマンの焚き火台も貸してもらえたので、使い心地を試すことができる。

薪は、一つのバスケットに、針葉樹と広葉樹を自分の目で見て選び放題。

これは嬉しい。何が嬉しいって、どれくらいの量を燃やすものか、感覚が掴めないものだから、針葉樹と広葉樹をひと束ずつ買っていいのかどうか、よくわからないから。まあ、余ったら返すのが礼儀だと思っているのだけれど、どうせならちょうど良く使い切りたいものね。

お散歩

設営後のお散歩。川のせせらぎ

リバーサイト(River 3) だったので、川のせせらぎが美しい。

川縁に降りることができるので、歩いていく。階段が設えてある。

なんと言っても新緑が美しい。瑞々しく、滴るような若葉。そこにたんぽぽなど。

川は底も横も人造。昔はおそらく大雨になると暴れたのだろうと思われる。

小さなダムもあり、そこの裏に入れるらしいが、それまでに濡れそうだったので、入らなかった。夏だと入ってもいいかなあ。天然水ウォータースライダーもあったし。

ダム

薪割り

薪割り斧を買ったので、これのデビュー戦。

気持ちよく割れる。そう、薪は切るのではなく、割るのだ。

斧なので、刃が肉厚だから、割りやすい。これは、ナイフの勝る利点だね。

簡単にフェザースティック作りも試してみる。刃が鋭いので、簡単にできる、と思ったら、力を込めすぎて、スティックに残らない。これは練習が必要だね。

針葉樹は、前もデイキャンプで割っていたので勝手を知っていた。広葉樹は、本当に硬い。ただし、木の繊維に沿って刃を当ててやれば、それほど難しくはない。

コツがだんだんわかってきたのだが、薪割りは、筋肉でやっちゃダメね。遠心力と当てる角度の問題。遠心力は、肘から曲げて叩くのではなく、肩とか背中とかから叩く感じにすると、肘から指よりも、肩や背中から指の方が長いので、モーメントが強い。また、力で振り下ろすというより、バトニングする刃の背に上から落とすのを邪魔しない感じでやると、変な力が入らない。当てる時は、地面に対して鉛直方向に入るようにすると、力が全部伝わる感じ。ぱかーーーーんと、軽い音を立てて割けて飛ぶ。飛ばしすぎないように注意するくらい。

お風呂

温泉が近くにある。スーパー銭湯的な感じ。

鱗雲

キャンプ地で優待券をもらって行く。途中にもキャンプ場があるのだけど、どこも素敵だなあ。バイク+ソロサイトとかかっこよ。

ちょっと迷いながらも到着。

外風呂もあり、赤い色の温泉に浸かる。温度は40度を切るくらいで、そんなに熱くはない。しかし、塩のおかげでとても温まる。何時間も浸かれるくらいの感じ。鱗雲を見ながら、ゆっくりのんびり。

温泉を出たら、信玄餅ソフト。うまうま。白玉というかきな粉餅は美味しい。

湯上がりうまうまソフトクリーム

ソフトはトルコアイスのように伸びる感じで楽しい。

帰ってきたら、流石に暗くなってきていた。

夕暮れは美しいね

ご飯!

今回は、ガスではなく焚き火での料理をする。マルチグリドルで調理。焚き火台は鹿番長で。

ヤサイマシマシ

マルチグリドルに、道の駅で買った茎ブロッコリーとフルーツトマトをおく。真ん中にフランクフルトを置いて、炒め煮な感じ。調味料は少しのサラダ油とお塩のみ。

フランクフルトの塩味で結構いけた。油はもっと少なくても良かったので、追い野菜をした。

北杜ワインとよく合った。北杜ワインは、葡萄がカベルネ・ソーヴィニヨンメルローというボルドーでよくあるパターン。マスカットベリーAはあまり得意ではないので、これを選んだが、大正解。

www.furusato-tax.jp

濃い野菜やフランクフルトの味にも負けず、美味しかったです。

運動とお風呂の後だから、アルコールが回る回るw

スエーデントーチも残り1/3くらいのところで、薪を投入。一番下まで灰にして、目一杯楽しむ。やはり、夜の焚き火は美しい。

スエーデントーチを焼く

心残りは、雲があったので、星が見えなかったこと。

本当は「星が降るような」という定型句のごとく綺麗な空だったのだろうに。ま、次だな。

翌朝

寒さで目が覚める。電気毛布を持ってきていたのに、電源を入れるのを、酔っていて忘れている。残念。つけるとぬくぬく。

エアポンプで膨らませるインフレータマットを持って行ったのだが、シュラフから滑って落ちてしまうので、あまり活かせなかった。

春とはいえ、山梨の山の中なので、気温は想定よりも下がっていた。

これは経験せねばわからないな。次からはもうちょっと暖房をしないと。

起きて、トイレ。

キャンプ地というか山小屋は、ポットん系しか経験がないので、水洗で臭いもないトイレは、とても嬉しい。

寒いので、朝飯の前に、焚き火をする。ぬくもる。

朝ごはんは、スパニッシュオムレツ的な何かになった。自動炊飯のご飯と合わせて、うまうま。

漬物は糠漬け

荷物詰めるのが難しく、コーヒーセットがなかったので、次回はリベンジだな。

焚き火は、広葉樹が残っていたが、全部燃やす。気持ちいい。

来た時よりも美しく、丁寧に(二日酔いだから、多少残ったかも)して、撤収。

帰りは荷物を持ってはいたが、下りなので楽々。体感的には1/10の時間で降りる。

キレイだったなあ

道の駅で、お土産など購入と時間調整。

数時間に一度のバスに乗って、韮崎まで。

買ったはいいが飲めなかった七賢を飲みながら、ゆっくりと新宿まで。

その後、来たみちと逆順で帰る。帰っても、日が沈んでいないのは、とても素敵。

洗い物などして、写真で後夜祭もして、楽しくおしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャンプにハマりつつある理由

忙しいという字は、心(りっしんべん)を亡くすと書く。

心を亡くすと言っても、実際には死んでいない。脳みその稼働するためのパワーがなくなることだ。なくなると、あんまり複雑なことや、多くのことを考えるのは難しくなる。難しいなら、やれることは簡単なことに限られる。

 

ということで、ゆるキャン△だ。

yurucamp.jp

www.tv-tokyo.co.jp

 

なんと言っても、悪い人は出てこない。安全な世界で、誰かを脅かそうという人はいない。その中で、のほほんと、ゆっくりまったり、時が過ぎていく。

実写版もアニメ版もだが、そういう空気感があるので、特になんということもなく見ていられるのがありがたい。

 

実はキャンプは、多くの人がそうであるように、夏に、グループで、車でするものだと思っていた。冬に、ソロで、徒歩で行うものだとは考えていなかったのだ。

私がキャンプをしていたのは小学生とか中学生時代だったので、道具もいろいろ進化している。メスティンとか、吊り下げ型テントとか、まるっきり知らない単語でいっぱいだった。

 

実際にやってみたいなと実行に移したのは、昨年の秋口。キャンプというよりもチェアリング。海辺の公園の木陰で、ヘリノックスのチェアに座るというところから。

暑過ぎない時に、海を、遠くを見ながら風に揺られるというのは、新鮮な感動だった。

地べたの座るのではなく、椅子に座ってそれをするというのも、私には新しかったし、快適だった。

海辺では、テントやタープを張っている人もいた。そうすると、プライバシーが守れる。そうすると、買って試したくなる、という順序だ。

 

コロナが蔓延している時期でもあるので、なるべく人と離れたいとなると、このキャンプってやつは良い。

 

2年くらい前からそう思う人が増えて、キャンプブームになったらしいということはわかったが、流行るにはそれに見合う理由があるもんだなと、もうちょっと早く飛びつけば良かったと思った。