Portrait Gallery of the Golden Age @Hermitage Amsterdam
https://www.hollandersvandegoudeneeuw.nl/en
レンブラントシリーズ、最後です。
サンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館の別館が、アムステルダムにある。
ここが開館10周年記念展をやっていたのだが、同時にオランダ黄金時代のポートレート展をやっていたので、こちらにも入ってみる。
中では3つ展示会をやっていたのだが、3つ合わせて25ユーロという統合券を現地で購入。
入るときは、アムステルダム国立美術館と同じく、バッグやコートをクロークに預ける。規模は3つ合わせても国立美術館の半分以下だと思われる。
後でもちょっと書きますが、「オランダ黄金時代(17世紀)」って、オランダの中ではやはり強く思われている時代なのか、アムステルダム国立美術館でもかなり力を割いている感じです。
中央の入り口でチケットを買って、クロークに入って、特別展とは逆側にまっすぐ。
しばらくいくと、自動改札があるので、そこにチケットのバーコードをかざす。
すると、階段を登って、こんな感じ。基本はオランダ語と英語の併記です。
『夜警』の実物大写真も含めて、集団ポートレート大集合の部屋があったりします。
こうやってみると、『夜警』の素晴らしさを再認識してしまいます。
おそらく『夜警』に影響を受けたと思われる作品群が部屋の壁全体に貼られているのは、なかなか迫力あります。
こういうのを描いてもらって、発注者は悦に入ったんでしょうね。
レンブラント、模写だけか、と思いきや。
ちょっとグロいかもしれませんが、解剖図も。
(グロ対策で、あと読み設定します)
解剖図ですね。
内臓がすでに空になっているのと、頭蓋を開放してます。『テュルプ博士の解剖学講義』に比べると、荒い感じ。
有名な『テュルプ博士の解剖学講義 /The Anatomy Lesson of Nicolaes Tulp』(1632年)はこちら。
By レンブラント・ファン・レイン - Info : Image, パブリック・ドメイン, Link
オランダ黄金時代の絵画って、ジャンルのヒエラルキーがあった。序列一位の歴史画、二位の肖像画。このため、この絵は、解剖シーンが中心というよりも、見ている医者の集団ポートレートに見える。 上記の解剖図は、あんまりポートレートっぽくないので、手を抜いているという感じなのかな。
という感じで、レンブラントを(最後はちょっとグロかったのと、強行軍で歩き疲れた)堪能できたアムステルダムでした。